【ソードアート・オンライン】編
120 剣士達の夜明け
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「……こいつはずっとプレイヤーに扮して、神≠気取っていたんだ。……あまりいい趣味とは言えないぜ? 茅場 晶彦=v
「「「っ!?」」」
キリトの宣言にこのフロアに居るプレイヤーの大多数──ユーノやヒースクリフ、俺以外の皆が絶句する。アインクラッドの中に茅場 晶彦が扮して居た≠ニ云うのはそれほどの事だった。
「……ふむ…。キリト君で二人目≠セよ。私の正体に気付いたのは」
「……二人目=c?」
訝しむキリトから此方──俺に目線向けるヒースクリフ。一人目≠ノついて暴露するらしい。
「……そうだ。26層の時点で私の正体を看破した者が居たのだよ。……そうだろう、ティーチ君?」
「……本当か?」
「ああ。公表しなかった理由は主に2つ。ヒースクリフが戦力≠ノなると思ったのと、当時ヒースクリフに全員の解放≠持ち掛けてもヒースクリフが首を縦に振らなかったからだ。……どうせならヒースクリフには戦力≠ニして動いてもらう事にした」
そう答える。実際ヒースクリフは首を縦に振らなかったし、俺が公表して他の誰かがヒースクリフに全員の解放≠持ち掛けてもヒースクリフが説得されるとは思わなかったと──云うのも俺の内心にはあった。
「うぉぉぉっ! 皆の仇──ぐっ!」
「「「っ!?」」」
(っ!? 麻痺か)
≪KoB≫の一人がヒースクリフに裂帛の気合い──もしくは恨みやつらみを乗せて斬りかかるがヒースクリフの腕の一振り≠ノよってその反逆は失敗に終わる。……キリトを除く全員に麻痺≠掛けると云うオマケまで付けて。
「……で、口封じでもするつもりなのか?」
「いや、上で待つつもりだったがちょっとした催し≠思い付いたのだよ。……さてキリト君にはグランドボス看破の報奨として、全プレイヤーの解放≠懸けて決闘≠申し込もう。……もちろん、その際にはこの不死属性≠煢除する」
そのヒースクリフの言葉にキリト軽く考え込み…
「……一つ条件がある。……もちろん俺はお前に勝つつもりだが──もしも俺が死んだ時は、アスナを自殺出来ない様にしてくれ」
「キリト君っ!」
「お兄ちゃんっ、ダメぇっ!」
「やめろぉっ、キリト!」
アスナやクライン、リーファといった、キリトと親しかったメンバーからキリトを思い留まらせるかの様な言葉飛んでいく。
「キリト君…。……勝てるんだよね」
アスナの言葉に力強く頷き、二振りの剣を抜きながらキリトはヒースクリフに剣を向ける。
(……麻痺≠ヘあれ≠ナ──集中力次第ではどうにか出来るとして、ヒースクリフにはアシスト≠ェある。……それがネックか…)
キリ
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