【ソードアート・オンライン】編
119 終わりの始まり
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)するにはユイを地下まで連れ立つ必要があるからだ。
……【はじまりの街】を治めているのが≪DDD(ボクたち)≫で──地下ダンジョン≠押さえているのがボクたちのギルドであるからして、バタフライエフェクト的に原作≠ナ起こり得た軍の横暴≠竍キバオウとシンカーの諍い≠ェ起こらなかった。
(……どうやって地下のコンソールまで連れて行くかな)
ボクがティーチ君に地下のダンジョンを公表する様には提案したが、軍≠ノよる独占が出来ていないので、最下層まではマッピングが出来ていない。……つまりはシステム≠ノアクセス出来るコンソール≠ネんてものは対外的には存在していないのだ。
……そこでボクがヘタをやって、地下のコンソールの事をキリト達に溢したりなんかしたら変な空気≠ノなることは判りきっている。……なので、ユイの件については手放しになっているのが現実問題だったりする。
それに──こう云っては何だが、この決闘≠ェ成っている以上は──ヒースクリフ=茅場 晶彦≠フ等式に気付くフラグが建っている以上は、おそらくキリトは75層フロアボス戦後に、そこに多分気付く。
時間的な余裕はもう殆ど無かった。
SIDE END
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
SIDE 《Teach》
「……で、アレ≠ヘ原作通り≠チて事で良いんだよな?」
「うん」
俺の主語をぼやかした問いにユーノは肯定の意を示す。アレ≠ニは本日──今から1時間前に行われた、キリトVSヒースクリフの顛末について≠ナある。……ユーノからしたらキリトがヒースクリフに敗北するのは判りきっていたことらしい。
……先にも軽く触れたことだが、キリトはヒースクリフに敗れた──のは、完全決着≠フ決闘ではなかったのでまだ良い。……ただ、キリトの敗れた経緯が俺には意外だった。
(……やはり有ったかソードスキルに対処する方法=c)
ヒースクリフはキリトの鬼神の如き連撃を明らかに不自然な挙動≠ナ──その堅牢な盾がブレる≠フを見逃さなかった。……恐らくはGM専用のシステムアシストの様なものとあたりを付けて──ヒースクリフが今回システムのアシスト(仮)≠使ってしまったのは、キリトの攻撃が予想以上に激しいものだったからともあたりを付けておく。
……それでなければ、慎重なヒースクリフが数多居る観衆の前で危ない橋を渡るとは思えなかったからだ。
「……ティーチ君にはユイ──《Yui》については教えたよね」
「ああ」
徐にユーノが語りだす。ユイから感ぜられた違和感を、知識持ち≠轤オいユーノに聞いてみたところ、
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