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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ソードアート・オンライン】編
118 少女迷子中…
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キリトとアスナは黒髪の少女(?)を連れて来た。

「うん。ユイちゃん、て云うんだけど、記憶を無くしちゃてるみたいなの。……ユイちゃん、お姉ちゃんに挨拶出来るかな?」

「はい、ユイです。……貴女はママのお姉さんなんですよね?」

そう少女(?)──ユイはユーノへと問う。……いろいろ突っ込みたいが──どうにも、ユイはキリトとアスナを父母と認識しているらしい。……その様を見ていると、疑問が深まってくる。

(……この()は本当に生きている≠フか…?)

そうこの──ユイ≠ニ名乗った少女を見ていると、そんな疑問が浮かんでくる。……まるで生きている様に見える何か≠ノしか見えないのだ。……それこそ──Mobを見ている様な気分になり…

そこまで考えていると、ふと、この少女へ(いだ)いている疑問の正体が判った。

(……そうか、生きている様に見えて生きていない≠フか…)

この少女から生命(いのち)音>氛氓ンたいなものが聴こえない事に気付いた。……その音≠ヘキリトやユーノ、はてにはヒースクリフからも聴こえる音で──それはきっと現人神(あらひとがみ)≠ノなってから視える様になったものである。

「……そっか、ユイちゃんって云うんだ。……そうだねボクは確かにアスナとは姉妹だよ」

つらつらとユイの正体≠ノついて思考していると、ユーノが(おもむろ)に切り出した。……ユイの正体≠ノついてなら知識持ち≠ネユーノに任せた方が悪い事にはならないと思った──と云う点が一番だったりするが。

「そうですか…。……だったら伯母さん≠ナすね」

――ピシィッ

その時、ユーノの方から薄氷に皹が入った様な音が聞こえたのは気の所為では無かったが──気の所為と云うことにしておいた。……キリトとアスナを父母とするなら、俺やユーノはユイからしたら伯父さん≠竍伯母さん≠ネのは確かなのだから…。

………。

……。

…。

「……とりあえず、サーシャさんの所に行こうか」

ユイからの呼び方が、ユーノがユーノお姉さん♂エへの呼び方がティーチお兄さん≠ノ落ち着いたころ、ユーノが場の雰囲気をを取り繕う様に切り出した。

……それでも結局のところ、サーシャさん──13歳未満の子を預る孤児院(?)を切り盛りしている女性の元へ行っても、ユイの正体≠ノついての収穫は獲られなかったが。

SIDE END
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