【ソードアート・オンライン】編
118 少女迷子中…
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いた。
「……キリトとアスナ、今頃どうなってるのかな」
「さてね、ゆうべ は おたのしみ でしたね≠ゥらの朝チュンと雀が鳴く>氛氓ンたいな展開になってるんじゃないのか?」
久々に攻略を休み、ユーノと談話しているとユーノがいきなりそう切り出してきた。……軽く冷やかしを混ぜて返してはみるが、ユーノの反応はどうにも芳しくない。
「……現実世界≠ノ戻ったらどうなるんだろう?」
「……あー、もしかしてキリトとアスナが付き合ってるのに>氛氓チて事か? ユーノの気にしてる事は」
ユーノの云わんとしている事が何となく判ったので、ユーノの言葉尻を奪うように確認してみれば──俺の推測は正鵠を射ていたらしく、ユーノは暗い表情で首肯する。
ユーノは──もとい円≠ヘ、数式とかの計算は得意だったがそう云った事>氛沁蛯ノ人間関係に関する面倒な事≠ノ気を回すのが得意ではなかったのを思い出す。……そして、アスナとキリトとの関係を考えて──俺とユーノの関係を考えれば、それは思うところもあるらしい。
軽くユーノから聞いた話では、結城家≠ヘ俺の実家──升田家とは資産的観点∞歴史的観点≠ナ見ればそこまで離れている訳では無く釣り合い≠ヘ取れていて、繋がり≠ェ出来る事によってそれなりに旨味≠烽る。
……が、娘を二人もくれるのか≠ニ考えれば首を傾げてしまう。御家の為≠ノ、ユーノとアスナのどちらかは升田家以外≠ノ出される可能性が高く──もちろん、俺としてもそれは許せるところではない。
(……まぁ、難しく考えることでもないんだが…)
ユーノの抱えている問題についてなんて、いくらでも解決策が練れる。
「……王道案と外道案、折衷案──3つ有るがどちらから聞きたい?」
「……じゃあ外道案、王道案、折衷案の順で」
ユーノの──円の性格からして先に落とされてから上げられたいのか、先に外道案をご所望のようだ。
「ユーノに俺の子供を宿してもらい、その子供を複数の強姦魔に犯された末に出来た子供≠ニ云う設定で育てて、実父である俺がユーノを援助しながら事実婚状態までもっていく。……メリットは結城≠フ実家からの縁談話の殆どをカット出来る。デメリットは実父≠ェ認知できないから、生まれてくる子供に多大な迷惑を掛ける」
「……うん、王道案は?」
メリットはともかく──設定≠ニデメリットがあまりにもキツイものだったのか、ユーノはビミョーな表情で続きを促す。
「俺が升田家からどこかに養子に出してもらい、その後ユーノと結婚する。……メリットは両手を振って堂々と交際出来る。デメリットは升田の両親と、そ
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