暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX−音速の機械戦士−
―明日香―
[10/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ードを一目確認すると、そのままデュエルディスクにセットしていく。

「魔法カード《ブラスティング・ヴェイン》を発動! セットカードを破壊し二枚ドローする!」

 ブラフとしてセットされていた《緊急同調》を破壊し、カードを二枚ドローする。さらに《パワー・ツール・ドラゴン》が咆哮を響かせ、装備魔法をデッキから呼び込む効果を発動する。

「《パワー・ツール・ドラゴン》の効果発動! パワー・サーチ!」

「……右のカード」

 先のターンと同じように、明日香の選んだカードが手札に加えられ、俺の手に揃った三枚の手札を見比べる。明日香のフィールドにいる二体のモンスターを、どのようにして打倒するか。

「さらに魔法カード《死者転生》を発動! 手札を一枚墓地に送ることで、墓地からモンスターを一体手札に加える。俺は《音響戦士ベーシス》手札に加え、そのまま召喚!」

 都合三度目となるチューナーモンスター《音響戦士ベーシス》の召喚の後、その効果を発動していく。手札の数だけレベルが上がる効果――こちらの今の手札は、《パワー・ツール・ドラゴン》の効果で手札に加えていた、まだ発動していない装備魔法カードが一枚。

「レベル4の《タスケナイト》に、レベル2となった《音響戦士ベーシス》でチューニング!」

 合計レベルは6。光とともにフィールドに降り立ったシンクロモンスターが、その拳で大地をも砕いてみせる。

「「集いし拳が、道を阻む壁を打ち破る! 光指す道となれ! シンクロ召喚! 現れろ、《マイティ・ウォリアー》!」

 巨大な右腕を持った機械戦士こと《マイティ・ウォリアー》が、明日香のサイバー・エンジェルたちに対抗するかの如く現れ、最後に残った装備魔法をデュエルディスクにセットする。

「装備魔法《災いの装備品》を発動! 《フルール・ド・シュヴァリエ》に装備し、装備モンスターはこちらのモンスターの数×600ポイント、攻撃力がダウンする!」

「くっ……!」

 相手モンスターを対象にしたとしても、装備魔法は発動することが出来る。それを応用した、相手モンスターにこそ装備するカードの一種、《災いの装備品》が《フルール・ド・シュヴァリエ》に装備される。その効果はモンスターの数×600ポイントのダウン――よって、その攻撃力は1200ポイントダウンし、1500ポイントと成り下がる。

「バトル! 《マイティ・ウォリアー》で、《フルール・ド・シュヴァリエ》に攻撃! マイティ・ナックル!」

「っ!」

明日香LP1800→1000

 明日香が気づいたのはダメージよりも、《マイティ・ウォリアー》が相手モンスターを戦闘破壊したということ。《フルール・ド・シュヴァリエ》の戦闘破壊に反応し、《マイティ・ウォリアー》の効果が
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ