―明日香―
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殊召喚し、もう一度効果を発動する!」
最初のターンに伏せていた罠カード《リミット・リバース》が姿を現し、先程破壊された《音響戦士ベーシス》が再度フィールドに現れる。そしてまたもその効果を発動するが、今度は妨害されることはなく。
「やっぱり、やるわね……」
「……。《音響戦士ベーシス》は手札の数だけレベルを上げる。よってレベル3とし、二体のモンスターでチューニング!」
俺の手札は二枚。よって《音響戦士ベーシス》の効果により、二つレベルが変更されて3。同じくレベルが変動した《レベル・ウォリアー》とともに、本来ならありえないチューニングを果たしていく。
「集いし願いが新たに輝く星となる。光さす道となれ! シンクロ召喚! 現れろ、《パワー・ツール・ドラゴン》!」
変動していった合計レベルは7。よってシンクロ召喚されるは、もちろんこのラッキーカード。黄色の装甲を装備した機械竜が、雄叫びを上げながらシンクロ召喚され、その雄叫びは効果の発動に繋がっていく。
「パワー・ツール・ドラゴンの効果を発動! デッキから三枚の装備カードを裏側で見せ、相手が選んだカードを手札に加える! パワー・サーチ!」
「……右のカードにしておくわ」
《パワー・ツール・ドラゴン》の叫びに呼応するように、俺のデッキから一枚のカードが明日香によって選ばれ、手札に加わるとともに……《パワー・ツール・ドラゴン》に装備される。
「俺は《パワー・ツール・ドラゴン》に《ダブルツールD&C》を装備し、バトル!」
明日香に選ばれたカードは《パワー・ツール・ドラゴン》専用の装備魔法《ダブルツールD&C》だったが、明日香のフィールドにいるモンスター……《サイバー・プリマ》と《サイバー・ブレイダー》、どちらを攻撃するか。明日香の手札には《サイバー・エンジェル−韋駄天》と《機械天使の儀式》があり、レベル6の《サイバー・プリマ》を生かしておいては、次なるターンで必ず儀式召喚される。
対する《サイバー・ブレイダー》は、明日香の融合におけるエースカード。今はこちらのモンスターが一体のため、戦闘破壊耐性が付与されている……が、今の局面ならば《ダブルツールD&C》の効果で突破は可能だ。
「《パワー・ツール・ドラゴン》で……《サイバー・ブレイダー》に攻撃! クラフティ・ブレイク!」
俺が選んだのは、融合のエースモンスターこと《サイバー・ブレイダー》。厄介なモンスターである以上、早めに片付けておくに越したことはない。
「《サイバー・ブレイダー》の効果! 相手モンスターが一体の時、戦闘では破壊されない……けどね」
「ああ。《ダブルツールD&C》は、戦闘する相手モンスターの攻撃を無効にする!」
《サイバー・ブレイダー》第一
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