暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1214話
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
ュドラから放たれるビーム砲が連続して命中し、母艦級の胴体を次々に貫いていく。
 母艦級の特徴としては、その名通りに腹の中に複数のBETAを入れて運ぶという、その名称に相応しい母艦のような役割をこなす。
 つまり、母艦級が出て来たところで息の根を止めてしまえば、ある程度以上のBETAを纏めて殺す事になる訳だ。
 母艦級の存在を知らないのならまだしも、既に地球のハイヴで何度となく戦っている俺達にしてみれば、母艦級というのはボーナスキャラに近い存在だ。
 更に、その母艦級が群れを成して襲ってくるとなれば、ボーナスキャラが揃っているボーナスステージとでも呼ぶべき状況でしかない。
 メギロートのサークル・レーザーや、イルメヤのビーム・ガトリング砲が次々に母艦級へと命中し、ダメージを積み重ねていく。
 そこに放たれるのは、シャドウのグラビティキャノン。
 肩に装備されたその砲口から重力波砲を放っては母艦級を沈めていく。
 ニヴルヘイムの方でも、重量子ビームやG・インパクトキャノンが次々に放たれては母艦級が沈む。
 母艦級がマーズゼロの切り札だとすれば、それは何の意味もなかったということになる。
 一斉に現れてこちらを混乱させようとしたのだろうけど、そんな逆転の一手はこちらの一方的な蹂躙という感じで終わってしまう。
 そうして姿を現した母艦級が全て撃破された頃……ハイヴから延々と出て来ていたBETAの数が大分少なくなっている事に気が付く。
 ただ、少なくなっているといっても、それはあくまでも先程までに比べてだ。
 現状ではまだまだ、地球のハイヴから出てくる以上の数が出ているのは間違いない。

『全機、聞こえているな。BETAの数が減ってきているのは気が付いていると思う。これによりフェイズ1を終了。ハイヴへと突入する、フェイズ2へと移る。各員、それぞれ自らの任務を全うするように』

 コーネリアからの通信が響き、火星の息吹作戦はいよいよフェイズ2へと移るのだった。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ