異世界に行けるならいきたい
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甲賀威『また、怒られちゃったし。勉強なんか役に立つかよ??』
?『そういうなよ。お前もいい歳なんだからあんな夢はみないほうがいいぞ。異世界や魔法なんてマンガやアニメぐらいだから、無い物は無い。現実みたほうが良いぞ』
甲賀威『うるさい??てめ〜だってくだらない夢あるじゃないか!将来の夢は声優になる?ってあんなのつまんないわ…いろんな役になりきれるだけど実際戦うわけでもないし、声だけってなんだよ。クロハは夢ないわ〜。』
黒羽『クロハじゃない…クロバネだ。声優という仕事バカにすんな。声優ってのはだなぁ…』
甲賀威『長くなりそうだから走り出すとするか、クロハ話はまた違う機会にしよう。また、明日会おう。じゃあな。』
黒羽『声優は素晴らしいものであってバカにするような夢でないからにして…甲賀威聞いてんのか?ってあの野郎また逃げやがって。明日は休みだししっかり聞かせてやるとすっか。』
家に着いた駒城、冷蔵庫を開けてお茶をだして飲んだ。ふう、っと一息ついて階段を上り自分の部屋に戻る。ガサゴソガサゴソなにかしだした。
甲賀威『また、落ちてきたし。あれ、どこに置いたっけ?真斗の野郎だな…すぐ帰って来るだろう。とりあえずはいつものやつ始めるか』
そういうとブツブツ言い始めた。いつものやつとは?気になるからのぞいてみた。
甲賀威《俺は異世界のとある施設で訓練して炎の魔法を覚えた。剣術の稽古は思ったより大変だが魔法よりはマシである。半年後、突如この施設は崩壊した。信頼した仲間達、先生達そして俺を強くしてくれた師匠…これからが俺と謎の組織『異神帝』との闘い。》
これがいつものやつ……ただの妄想だった。 彼の将来の夢。それがこの妄想である。現実になるはずもない叶わぬゆめ。 そういう夜が過ぎて行く。
次の日、黒羽と甲賀威は遊びに出かけた。
甲賀威『本屋に行くだけの約束だぞ〜なんで、ライブに行かなきゃならねぇ〜だよ。』
黒羽『声優の紗凪茜さんことさぁーにゃんのライブだぞ??さぁーにゃんサイコー??さぁ〜行くぞ駒城!』 甲賀威『うげ〜なんかいつものクロハじゃない…うぁ〜引っ張るなぁ…』
ライブが始まり盛り上がり出した黒羽。甲賀威は少し引いていたが歌を聴いた瞬間その声に胸がキュンとなる。紗凪茜を見てびっくりする。妄想の中にしか居ないはずの女性だった。ライブ終了後ファンクラブが集まる紗凪茜と交流会に参加することにした。
紗凪『みんなありがとう。あっ?親衛隊のみなさんいつも私を守ってくれてありがとう。あっ?黒羽君また来てたの??いつもありがとうね〜あれ?こちらは黒羽君の友達かな。お名前教えて』
甲賀威『ああーはい…甲賀威駒城です。黒羽に無理やり連れてこられて〜あのぅ、話しがあるんだ!二人きりになれないかな?』
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