二話 できることから
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ユニットは整備中なんだ、空中分解やエンストを起こすかもしれないぞ!」
「別に何ともないよー。ほーら、つかまえてごらん。」そう言うと彼女は曲芸飛行を始めた。
初飛行でそこまで動けるのはすごい。だが、整備中の機体に負担がかかる動きをしたら…
「あれ、エンジンが…」
「だから言っただろう!?」
ヤバイっ、墜落する!
この箒では間に合わない。
だから
「お祖母様、頼みます!」
「まったく、世話の焼ける子たちだね。」
お祖母様は巧みに箒を動かし、墜ちゆく少女を横から抱え込んだ。
◇ ◇ ◇
「娘が申し訳ありません。」
ミニーさんが研究員の皆さんや私、お祖母様に平謝りしている。
「マリナ、エレンちゃんに謝りなさい。」
「えーと、ゴメンね。」
「もっと丁寧に謝りなさい!」
「すいません許してください、何でもしますから。」
『ん?いまなんでもするって』イージスには言ってないぞ。
「マリナお姉ちゃんがすみません。」リネット達まで謝ってきた。
「いや、もう怒ってないから。」
「どうしてですか?」
『あんたはいつもいつもイタズラばかりして!』
『うわ〜ん!ごめんなさい〜!!』
「鬼の形相のミニーさんに叱られている姿を見ると憐れでな。」
「あー。」
「あははは…」
そんなこんなでビショップ一家の研究所見学は終わった。
「ところでお祖母様はなぜあそこに?」
「・・・たまたまさ。」
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