暁 〜小説投稿サイト〜
大海原の魔女
二話 できることから
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
ユニットは整備中なんだ、空中分解やエンストを起こすかもしれないぞ!」
「別に何ともないよー。ほーら、つかまえてごらん。」そう言うと彼女は曲芸飛行を始めた。

 初飛行でそこまで動けるのはすごい。だが、整備中の機体に負担がかかる動きをしたら…
「あれ、エンジンが…」
「だから言っただろう!?」
 ヤバイっ、墜落する!





 



 この箒では間に合わない。
 だから

「お祖母様、頼みます!」

「まったく、世話の焼ける子たちだね。」

 お祖母様は巧みに箒を動かし、墜ちゆく少女を横から抱え込んだ。



  ◇ ◇ ◇


「娘が申し訳ありません。」
 ミニーさんが研究員の皆さんや私、お祖母様に平謝りしている。

 
「マリナ、エレンちゃんに謝りなさい。」
「えーと、ゴメンね。」
「もっと丁寧に謝りなさい!」
「すいません許してください、何でもしますから。」
『ん?いまなんでもするって』イージスには言ってないぞ。



「マリナお姉ちゃんがすみません。」リネット達まで謝ってきた。
「いや、もう怒ってないから。」
「どうしてですか?」

『あんたはいつもいつもイタズラばかりして!』
『うわ〜ん!ごめんなさい〜!!』

「鬼の形相のミニーさんに叱られている姿を見ると憐れでな。」
「あー。」
「あははは…」


 そんなこんなでビショップ一家の研究所見学は終わった。





「ところでお祖母様はなぜあそこに?」
「・・・たまたまさ。」


[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ