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大海原の魔女
二話 できることから
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さな博士がいる』と言ったら興味を持ってね。来週の日曜日にここに来るから案内してくれないかな?」


 ◇◆◇◆◇◆◇

 One week later(一週間後)
 

「あなたが噂のちびっ子博士ね?」
  「どうでしょうかね、見学に来た平凡な小学生かもしれませんよ。」
「普通の小学生はそんな返し方をしないわ。」と彼女は笑った。


「ところで貴女のお名前は?」
「私の名前はミニー・ビショップ、これでもネウロイ大戦でエースと呼ばれた元ウィッチよ。」

 ・・・ビショップだと?
 良く見ると、彼女が連れてきた子供たちの中に見たことあるような顔が…

「ほらみんな挨拶しなさい。」
「ウィルマ・ビショップです。」
「マリナ・ビショップだよ。よろしく。」
「フローレンス・ビショップ です。」

「リネット・ビショップです。」


・・・・・・・・・


『原作』のキャラクターにはいつか出会えるかもしれないと思っていたが、これほど早いとは読めなかった!
『いっしょうのふかく?』とイージスが聞いてくる。 いやそこまでではないが。
  しかし納得がいった。この研究所は民間人立ち入り禁止だが、ブリタニア空軍にコネがある彼女なら見学許可を得ることも可能だろう。
 

「Could you follow me?」
「Sure.」
 そんなことを考えながらも研究所を案内していく。

「あそこは滑走路、しかし今日行われているのは陸戦用ユニットの走行試験です。」

「この部屋では24時間大気中エーテルを観測しています。」
 
 この研究所は日曜日だろうと稼動している。


 ◇ ◇ ◇

 
「ええと、お手洗いはどこかな?」
 リネットの姉の一人,マリナが尋ねてきた。
「渡り廊下を渡ってすぐの所です。案内しましょうか?」
「いいよ、自分で行く。」


 ・・・・・・・


「遅いですね。」十分以上経ったのに戻ってこない。

「あの子、またイタズラでもしているのかしら?」‘‘また”ってなんだ。

「スパイごっこでもしてるんじゃない?」
「有り得る。」
「えぇと、迷っているだけじゃないかなぁ。」
  姉妹にも散々な言われようだな。


 とりあえず探そう。所内の妖精さんと『アクセス』して…って
  「まずい!」
「え、ちょっと何が」
「あの子、整備中のユニットを装備している!」

 走って走って整備庫までたどり着く。だが、制止は間に合わず、彼女は飛び立ってしまった。

 ロッカーから箒を借りる。掃除用だが仕方がない。


 ・・・・・・・


「おい、今すぐ飛行を止めろ!」
「えー、何で?」
「その
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