暁 〜小説投稿サイト〜
ガンダムビルドファイターズ 〜orbit〜
フラグ満載の回 後編
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さに耳を塞ぐ。

「ワタシ、アレがほしイ」

「え〜と…………セシリアさん。あれはコーチのガンプラだから、ちょっと無理が…………」

「アレがイチバンカッコよくウゴいていたカラ、アレがホシい」

「まー確かにガンガン動かしていたからね〜。そう見えてもおかしくないね………………じゃなくて!そんな理由でこれを選ぶの? 」

「ウン」

「自分にあったガンプラの方がいいと思うけどな〜僕」

「キョウハジめたばかりダカラ、ナニがアうのかワカラナイ」

「………………考える時間をください」

ハルカゼは数十分ぐらい頭を抱えながら考え、出した答えがこれだった。

「ここにいるメンバー全員が一人前になって、なおかつチームとしても一人前になれたらいいよ」

「それって今は渡さねぇってことだよな? 」

「うん、そうだね。セシリアさんがウイングガンダムリベロを手にするには、皆の協力が必要。それでいいかな? 」

「ムーー………………イマはダメなノ? 」

「駄目」

「ムーー………………ワカッタ」

渋々と承諾し、セシリアはそのまま椅子に座った。ハルカゼはというと、大きく安堵の息を吐いていた。どんだけ渡したくねぇんだよ。

「さて、と。じゃあ今日のところはこれで解散。皆、今週の土日から本格的に特訓するから、それまでにセシリアさんのガンプラを仕上げといてね」

「りょーかいしたぜ」

「それじゃあ、私はセシリアさんのガンプラ製作の手伝いをするわ」

「では俺も手伝うよ」

「アリガトウふたりトモ…………」

「私はこの未熟者二人を叩き直そう。感謝するんだな」

「サクラ会長!俺もっッスか!? 」

「前回は邪魔が入ったからな。俺は別に構わねぇぜ」





「こうして、ついに天野川学園ガンプラバトル部に四人目、五人目のファイターが揃い、無事大会へと参加出来るようになったのである。頑張れ!天野川学園ガンプラバトル部!僕も応援してるよ! 」

「お前がナレーションすんのかよ」


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