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天才小学生と真選組の方々。
宴会のお誘い
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「チャイナ娘にはさっきあったのに、いく必要ないでさぁ。」
「違う違う!」私は首を横にぶんぶん振る。「旦那よ、旦那!あの人、神楽ちゃんにまたお使い頼んで、自分は何やってんだか。だから、お説教しに行くのよ!」
「お説教ねぇ…別の目的だったりはしませんかぃ?」
「え?別の目的って、例えば?」
「銀さんに会いたくて会いたくてたまらない、とか?」
後ろから別の声が聞こえた。
そこにいたのは、坂田銀時、その人だった。
「だ、旦那!」
私は驚いて声を上げる。総悟はまんざらでもなさそう。
「ど、どうして旦那がここに?」
「ん?声が聞こえたから。」
「って、そんなんでいちいち外に出てくるような男じゃないだろ、お前は!」
と私は突っ込む。
「えー?なんとなくだよなんとなく。」
「嘘だぁ!旦那はそんなんで動く男じゃないですって!だって旦那m「殺すぞ」はい、すみませんでしたすみませんでしたすみませんでした」
すぐに謝罪する私。土下座までしようかと思ったけど、それはさすがにやりすぎだし、やめておいた。
何かをじっと考えこむ総悟。おもむろに口を開いた。
「もしかして、恋奈さんに会いたくて、来たとか?」
「「え」」
私と旦那の声が重なる。旦那の方を見ると顔が真っ赤。
私はジトーっとした目で旦那を見る。
「旦那…まさか……ロリコンですか?」
「ち、違う違う!本当にたまたまだって!本当!」
私と総悟は相変わらずシトーっとした目で旦那を見る。
「旦那がそんな人だったなんて…ねぇ、総悟?」
「本当でさぁ。次からは万事屋行かない方がいいでさぁ。」
「って、マジで違うからぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」
私と総悟はシラけた目で旦那を見やりながらその場を通りすぎた。
「おい、総悟、恋奈」
また渋い声。今度は土方さんだ。
「ちょっと話したいことがあんだが、聞いてくれ」
「やーだ。土方さんの言うことなんて聞くもんですか」
「そうでぃ。そんなことしたら耳が腐っちまいやさぁ。」
「おめーら、マジで斬るぞ。マジで。」
と刀を取り出そうとする土方さんをひとまずなだめて、私と総悟は土方さんの話をきちんと聞くことにした。
「あんな、今日、源外のじーさんが、なんか新しい掘り出し物見つけたから、みんなに見て欲しいと言ってるらしい。で、今日万事屋で宴会を開くと言ってるんだが…恋奈と総悟は、行くか?」
ほうほう。なんか危ないこと起こりそうな予感。しかも万事屋。つまり…神楽ちゃんにまた会える!
「私は行く。総悟は?」
「ま、危ないこと起こりそうな予感しかしませんが、たまにはこう、パーっと騒ぐのもいいかもしれませんねぃ。」
「んじゃ、決まりだな。今夜6時からだ。じゃあな。」
私たちは土方さんに別れを告げた。
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