暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
激闘、マイアミチャンピオンシップ!
二十四話 ー開幕、舞網チャンピオンシップ!!ー
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撃!」
「っぁ??」
電光千鳥は高く嘶くとバチバチと音を立て、緑色の閃光を体から発しフィールドを明るく照らす。そして、千鳥から放たれた雷撃はソプラノを穿ち破壊する。
「さらに、ダークロウでソロを攻撃!」
「ーーーキャァ!?」
柚子:LP4000→3200
背後から現れたダークロウの一撃が容赦なくソロへと叩き込き、そして影へと溶け込むようにして消えていく、攻撃の際の衝撃の余波が柚子へと襲いかかり、このデュエルにおいて初のダメージが発する。
「くっ、だけど幻奏の音女 ソロは戦闘で破壊され墓地に送られた時、『幻奏』モンスターを特殊召喚できる!」
「無駄だよ!ダークロウが存在する限り、相手の墓地に送られるカードは全て除外される!」
「そんな!」
ダークロウの一撃ですでに満身創痍のソロは健気にも最後の旋律を奏でようとする。だが、ダークロウが足元の影から現れるとソロの首を捕まえると一切の慈悲なく、奈落のような闇へと叩き込んだ。
「ちょっとぉ!なんてことすんのよ!それでもヒーローなの!?」
「だってダークヒーローだし。とりあえず邪魔者は容赦なく蹴散らすスタンスで行くのでよろしく!」
「よろしくじゃないでしょ!」
ウガーと怒り、ハリセンを振り回す柚子を上空から眺めつつ、その片手間にアクションカードを探す。そして会場はやはり外道プレイにブーイングが起こるも、一方で「いいぞ、もっとやれ!」などと肯定的な声援もある。よくも悪くも観客達はデュエルへと釘付けになっている。
「仕方ないわね……」
怒っていた柚子も優希の思惑に気がついたのか、ふぅ、とため息を吐くと表情を和らげる。
「私はこれでターン、エンド。さぁ、見せてよ。柚子ずの本気を!」
「柚子ずって言わないで!言われなくても見せてあげるわよ!私のターン、ドロー!」
ドローカードは虹の軌跡を描き、奏者を彩る。ドローと共にクルリと華麗なターンを決めて見せた柚子は三枚の手札を確認し、よしと小さく意気込んだ。
「『幻奏の音女 セレナ』を召喚!そして今召喚したセレナをリリース!至高の天才よ、再び舞台へ!『幻奏の音姫 プロティジー・モーツァルト』をアドバンス召喚!」
美しい旋律と共に再び天才の音楽家が舞台へと上がる。
プロティジー・モーツァルトは、上空を旋回する私をしっかりと見据え、そのタクトを振るう。
「プロティジー・モーツァルトの効果発動!手札から『幻奏の音姫 タムタム』を手札から特殊召喚!そして、タムタムの効果発動!デッキから『融合』カードを手札に加える!」
「だけど、その瞬間ダークロウの効果発動!相手の手札をランダムに一枚、除外する!」
ダークロウの指銃が柚子の手札を刺し貫く。これで
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