暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
激闘、マイアミチャンピオンシップ!
二十四話 ー開幕、舞網チャンピオンシップ!!ー
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ーバーレイ・ユニットを一つ使用しフレシアの効果発動!デッキから『落とし穴』通常罠を墓地に送り、その効果を発動する!」

「んなっ!?デッキから!」

 驚きを露わにする柚子に対し、私は容赦なく効果を発動させていく。

「私が発動させるのは『狡猾な落とし穴』!プロティジー・モーツァルトとソプラノを破壊する!」

 巨大な花から伸びた蔦がモーツァルトとソプラノを絡め取り、拘束する。そして、待っていましたと言わんばかりに『フレシアの蟲惑魔』の本体である巨大なラフレシアがグパァと大きな口を開き、二体を食そうとする。だが、そう簡単にはやらせてくれず、ギリギリでアクションカードを手に取った柚子は戸惑うことなくそれを発動させる。


「アクションマジック『ミラーバリア』!プロティジー・モーツァルトの効果破壊を無効にするわ!」

「だけど、ソプラノは破壊させてもらうよ!」

 モーツァルトは透明なバリアに護られ事なきを得るがオペラはそうはいかず、巨大な口を開いたラフレシアに丸呑みにされてしまう。そしてバリボリと骨を砕くような咀嚼音がフィールド一帯に響き、美少女到来に喜んでいた男どもはいきなりのスプラッターな演出と邪悪な笑みを浮かべるフレシアを見て青ざめてしまっている。

「プロティジー・モーツァルトは破壊されず、戦闘は続行される!いけ、プロティジー・モーツァルト!」

「くっ……フレシア!」


 蔦から脱したモーツァルトは再びタクトを振りかざし、真空波を発生させるとフレシアを切り刻む。もうすこし働いてもらいたかったが破壊されてしまったので仕方ない。

「まだ私の攻撃は残ってる!ソロでシャドーミストを攻撃!」

「手札一枚をコストにし、速攻魔法『マスクチェンジ セカンド』発動!シャドーミストを墓地に送る!」


 ソロのボイス攻撃を躱したシャドーミストは黒い獣のような覆面を被り、その体影に溶け込ませ、その姿を変貌させる。

「闇に生きる英雄よ!その拳で悪を砕け!変身召喚!来い、『M・HERO ダークロウ』!」

 私の足元の影が揺らぎ、現れたのは獣を連想させるマスクを被った痩躯の英雄。その姿はダークヒーローと呼ぶに相応しい。

「墓地に送られたシャドーミストの効果により、デッキから『E・HERO エアーマン』を手札に加える」

「くっ、ソロの攻撃力じゃ届かないわね……私はカードを一枚伏せてエンドよ」


 潔く諦めた柚子はカードを伏せターンを終える。互いのフィールドで最も攻撃力が高いのは柚子のプロティジー・モーツァルトだがたかだか2600。

 ーーだが、私のHEROの前には塵芥に等しい!

「いくぞ、柚子酢!」

「柚子酢!?」

「ドローッ!エアーマンを召喚し、効果発動!デッ
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