暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
激闘、マイアミチャンピオンシップ!
二十四話 ー開幕、舞網チャンピオンシップ!!ー
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が!!と内心でほくそ笑むとカードを二枚伏せ、ターンを終了する。
「さぁ、柚子ずのターンだよ!」
「だ・か・ら!柚子ずって言うな!私のターン、ドロー!」
激情しながらもターンを開始する柚子
素良に教えを請いていたことからおそらく融合召喚を学んだんだろう。だが、私のフィールドは盤石。そう簡単に崩せるものではない。
さぁ、どう来る!!
「相手のフィールドにのみモンスターが存在する時『幻奏の音女ソロ』は特殊召喚できる!来て、幻奏の音女ソロ!」
ラララ〜と歌声と共に柚子の隣へとモンスター、幻奏の音女ソロが現れる。
「さらに手札から『幻奏の音女セレナ』を召喚!セレナの効果により私はもう一度『幻奏』モンスターを召喚出来る!さらにセレナは『幻奏』モンスターを召喚する時、二体分の生贄にすることが出来る!」
「ダブルコストに、召喚権追加とかインチキ効果もーー」
「あんたが言うなぁ!!」
「ーーヒェ!?」
お決まりの台詞を言おうとしたところで柚子の怒号が飛んで来て全てを言い切れずに終わる。
その間にも柚子はデュエルを進めており、ソロやセレナの歌声に調べを合わせるかのように美しい旋律が響く。
「セレナをリリースし、『幻奏の音姫 プロティジー・モーツァルト』をアドバンス召喚!」
『来た来たぁ!柚子のエースモンスター!』
『よっしゃー!熱血だーー!行けー、柚子!』
煩い!お父さん!と頬を赤く染めつつ叫ぶ柚子はプロティジー・モーツァルトへと命令を出す。
「プロティジー・モーツァルトの効果!手札から『幻奏の音女 ソプラノ』を特殊召喚する!」
今までの三体とはまた違う、透き通る美声が響き新たな幻奏の音女がフィールドへと現れる。
『す、凄いぞ!優希選手に続き、優希選手も三体のモンスターをフィールドへと並べた!さらにその内一体はレベル8の最上級モンスターだ!
よほど興奮しているのかやたらと実況が熱いスマイリー氏。だが正直私も柚子がここまでやるとは思わなかった。どうやら彼女の評価をもう一段階上げなければならないらしい。
などと次のアクションカードを求めて廊下を走ったり曲がったり階段を上ったり下ったりして、フィールド内を文字通り駆け回っていると柚子も駆け足でデュエルしているのが目についた。そして、一度此方に強い視線を送るとモンスター達へと指示を出す。
「ソプラノは特殊召喚された時、墓地から『幻奏』モンスターを手札に加えられる。私は『幻奏の音女 セレナ』を手札に加えるわ!そして、バトルよ!プロティジー・モーツァルトでフレシアを攻撃!」
プロティジー・モーツァルトがタクトを振るい、真空波が下の方で獲物を待つフレシアを狙う。
「計略だ!!オ
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