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詩集「棘」
希望という名の未来

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雑多な日々の苛立ちに
無駄に時を捨てるだけ
叶わない願いは胸の奥に…
通り過ぎる四季を見つめる

僕はどう生きればいい?
問いかけたその刹那
淋しさが心を刺した…

希望という名の未来
描き出せたなら…
いつかは君といられるの?
切ない想いは雪とともに
降っては積もってゆくのでしょう…


見えたのはただの幻
真実は薄情なもの
追いかけても得ることは出来ずに…
祈る言葉も見つからない

君は今 誰といるの?
抑え切れない気持ち
感情が自分を責める…

希望という名の未来
踏み出せたのなら…
君との幸せ掴めるの?
儚い夢は冬の夜に
凍りついて砕けるのでしょう…


ねぇ…ほんの少しでいい…
幸福が欲しいなんて願ったら
神様…許してくれますか…?

希望という名の未来
紡ぎ出せたなら…
僕はどんなことでもする
ずっと君といられるのなら…
もう彷徨うことはないでしょう

希望という名の未来
描き出せたなら…
いつかは君といられるの?
切ない想いは雪とともに
降っては積もってゆくのでしょう…




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