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転生とらぶる
マブラヴ
1213話
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のかは全く不明なのだから。
 それこそ、宇宙空間やマグマの中にいきなり出るという事もある以上、物理攻撃は効果がない俺が転移するのが最善策だ。
 ……まぁ、シャドウミラーの代表でもある俺が真っ先に危険な目に遭うのはどうかという意見もあるにはあるんだが、ぶっちゃけシャドウミラーの場合は俺がいなくても普通に回るようになってるし。
 そんな風に考えていると、時間になったのだろう。再びマリューの声が通信で流れてくる。

『では時間になったので火星へと突入します。地球から転移した時のようにシステムXNで転移しますが、システムの都合上ニヴルヘイムの周囲にいる機体はそのままニヴルヘイムの側に転移します。つまり、この場にいる全機がマーズゼロのすぐ側に転移しますので、他のハイヴを攻略する部隊は転移終了後、速やかに作戦行動に移って下さい』

 この辺はシステムXNの改良予定事項だよな。
 まぁ、最悪システムXNを積んでいる機体を増やせば転移による奇襲攻撃という、インスペクターお得意の戦術が使えるんだが。
 今にして思えば、向こうの転移装置を奪っておけば良かったな。

『システムXN、起動。転移フィールド生成開始。転移座標入力……OK。転移フィールド生成完了。……では、皆が無事に作戦を完了する事を祈ります。……転移』

 マリューの言葉と共に、光の繭のような転移フィールドが消滅し、次の瞬間には既にニーズヘッグの映像モニタには巨大な……それこそ、地球で見たハイヴとは比べものにならない程に巨大なハイヴが存在していた。
 これがマーズゼロ、か。
 小さく頭を振り、ニヴルヘイムの外の光景を映し出している映像を消す。
 そうして、機体を射出カタパルトへと移動し……

「ニーズヘッグ、アクセル・アルマー、出るぞ!」

 その言葉と共に、ニーズヘッグがニヴルヘイムから射出される。
 外へと出た俺が見たのは、この戦域から離れていくシロガネと派遣兵団。
 両方共にシャドウとメギロートが付き従っており、恐らく戦闘が開始されればイルメヤを始めとして艦に乗っている機体が射出されるのだろう。
 マリューの言葉にもあったが、無事にこの作戦が終わる事を祈る。
 そう考え、空中で機体を静止させる。
 ニヴルヘイムのいたる場所から射出されている無数の機体の数々。
 シャドウとメギロートは空を飛び、イルメヤは火星の大地へと足を付ける。
 修羅神も、修羅王のアルティスの機体でもあるマルディクトが真っ先に出撃し、それに続くようにヤルダバオト、ビレフォール、ペイリネス、アガレスといった幹部達の機体、そして下級の修羅が乗っている烈級修羅神も無数に飛び出してくる。
 戦術機の方は数が少ないが……崇継や恭子、それに護衛が乗っているTSF-TYPE00が出撃しているのや、A-
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