マブラヴ
1213話
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方に派遣した部隊はG元素を含めて持ち出したりしないように見張る為という理由もあった。
幾ら余計な行動をしないように前もって言ってあり、非常に厳しいペナルティを提示しているにも関わらず、その辺を理解しようとしなかったり、そもそも理解出来ない奴とかも多い以上、これは仕方がない。
『では、各自戦闘準備を。5分後にシステムXNにて火星に突入します』
再び流れるマリューの通信。
自力で大気圏外に脱出出来たり突入出来たりしないってのは、これだけの機体が集まっている以上はしょうがないだろう。
そもそも、メギロートやシャドウは艦に入りきらないって事で宇宙空間に浮かんでいる。
そんな風に外の光景を見ていると、不意にムウからの通信が入る。
『アクセル、いよいよだが……どうだ?』
「どうだって何がだ? 何を言いたい?」
『いや、アクセルとしては火星のハイヴ攻略作戦は本来ならこの1年の間に行われていた代物だろう? それが今こうしてようやく叶ってるんだから、色々と思うところがあるんじゃないかと思ってな』
「そうだな。……出来ればG元素は入手したいとは思っている。まぁ、火星にはハイヴが大量にあるし、G元素養殖施設的な役割をする事になると思うから、そういう意味では少し楽しみな気がするな」
『……俺が聞きたいのはそういう事じゃなかったんだけど』
「じゃあ、どういう意味だ?」
『いや、普通にあるだろ? 感慨深いとか、いよいよこの時がやって来た! とか。そんな具合に』
「あのなぁ。他の世界との時差を忘れてないか? ムウにとっては俺がFate世界に行ってから1年位経ってるのかもしれないけど、俺の場合はほんの少し前って感じだぞ?」
俺が凛のサーヴァントになってから、聖杯戦争が終わるまでは2週間も経っていない。
そう考えれば、時間がどうとかは殆ど感じていないのは当然だろう。
……そうか。俺が凛や綾子とくっついたのも、そう考えてみれば2週間弱足らずの出来事だったんだよな。
まぁ、その代わりに偉く充実した……というか、濃密すぎる日々だったけど。
それも当然と言えば当然か。歴史上の英雄達と戦っていたのだから。
これで濃密な日々じゃなければ、何が濃密な日々なのかって感じだろう。
『うん? ああ、そう言えばそうだったか。何しろ、シャドウミラーで時差を実際に体験してるのはアクセルだけだからな。どうしてもこっちの時間で考えてしまうんだよ』
「……だろうな。それは否定出来ない事実だ」
時差があるとか何とか言っても、ムウの言ってる通りにそれを実際に体験しているのは俺だけだ。
これはこの前のFate世界は別にして、基本的に最初に転移するのを俺がやっているからこそだろう。
何しろ、リュケイオスで転移した先がどんな世界な
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