開戦前日;side ???
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かくして戦争は始まる。
陣営は大まかに分けて四つ。
大銀河超一郎と夜魔口悪夢、二人の強大な指導者が率いる番長グループ。
協力者を得て、情報を集め、始まる前から自軍を圧倒的に有利にした生徒会。
ハルマゲドンに関わる魔人の数を大きく減らし、早くもハルマゲドンを完全に掌握しつつある希望崎学園の理事長にして最強の君主ひろし。
何よりも大切な親友を助けるため、多くの経験を持つ魔人二人の協力を得てハルマゲドンに立ち向かう少女八葉重エリ。
どれも油断ならない者達ばかりだ。
番長グループと生徒会に至ってはお互いに転校生まで持ち出す始末。
どの陣営が勝つのか。
誰が死に誰が生き残るのか。
それぞれの思惑は、願いは、決意は。
果たしてどうなるのか。
若き魔人達の戦争の火蓋が切って落とされる。
◆
そして、そんな彼等を見ているのは読者の皆さんだけではない。
◆
三つの陰が希望崎学園を見下ろしていた。
三人は興味深くてしょうがないとでも言う風に目を輝かせて下を見ている。
だが、どうやら見ているのは戦争ではないようだ。
その興味は全て君主の少年に向けられていた。
戦争を俯瞰するの三人の目には、このハルマゲドンは一人の君主に完全に潰されるものとしか映っていない。
◆
一人の少女が興味を持った。
何にと聞かれると、機嫌が良くてなおかつ気が向けば、質問者を惨殺せずに彼女はこう答えるだろう。
この世界に、と。
ハルマゲドンなどどうでもいいが。
"あの子"がいるこの世界に少し興味が沸いた。
折角だし、お邪魔しよう。
と、答えるだろう。
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