第四十一話 秋山大尉!ダンスも勝負のうち!!その十四
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「幾ら相手が強くてもな」
「俺達は勝つんだよ」
「敵が強ければ強いだけ燃える!」
「それが俺達だ!」
「嘘吐け!」
作者が書こうとしたことを観衆達が突っ込みを入れた。
「いつもいつも卑怯な真似しやがって!」
「それで勝ってんだろ!」
「それで何が燃えるだ!」
「強ければ強いだけってな!」
「うるせえ、勝てばいいんだよ!」
「勝てばそれで正義なんだよ!」
二人は踊りながら彼等に言い返す。
「空条承太郎さんも言ってただろ!」
「強い奴が正しいんだよ!」
もっと言えば裁く権利があるのだ。
「それを見せてやる!」
「今回もな!」
「じゃあ覚悟しやがれ!」
「今からな!」
こう言ってだ、そしてだった。
「俺達は勝つぜ!」
「何があっても!」
「それは今回もだ!」
「今回も勝ってやるぜ!」
こう言ってだ、そしてだった。
二人は踊っている瞬と秋山を見てだ、二人で言い合った。
「今回もやるか」
「ああ、兄貴」
頷いて言い合うのだった。
「ここで二人が俺達より高得点を挙げたらな」
「まずいしな」
「それを防ぐ!」
「邪魔してな!」
やはり二人は二人である。
「さあ、やってやるぜ!」
「俺達の今回の必殺技!」
こう言ってだ、空中で激しく乱舞しつつだ。
叫ぶ言葉はだ、こうしたものだった。
「喰らえ!どんより!」
「謎の魔法どんよりだ!」
「これ喰らえばな!」
「動きが鈍るぜ!」
「元ネタはドライブ!」
「これ書いてる時点でクライマックスだぜ!」
今書いている時点でチェイサーが死んだかどうか不明だ、死んだとなっているが役者さんのオールアップはまだなので断言出来ない。
「さあ、出ろ!」
「どんより!」
こう言うとだ、急に周りの空気が変わって。
そしてだ、二人の動き以外がだった。
どんよりとした、それは瞬と秋山もだった。
「くっ、これじゃあ」
「これだけ動きが鈍ると」
「もうこれで」
「得点が」
「そうだ、ダンスのキレが落ちるだろ!」
「どんよりしてな!」
ジャスティスカイザーの兄弟は二人に誇らしげに笑って言った。
「動きも鈍くなる!」
「ダンスのそれがな!」
「どうだ、これでな!」
「俺達の勝利だ!」
「どんよりは使うなってルールには書いてないな!」
「今回もその盲点を衝いたぜ!」
毎回通りの展開である。
「俺達にどんよりは関係ねえ!」
「俺達のスーツはそれを無効化するからな」
「俺達の勝利が決まったぜ!」
「見事にな!」
「くそっ、この屑共」
「またこの展開か」
観衆達も視聴者の人達もそのまだ得点が出ていないうちに勝ち誇る二人を汚物を見る目で見つつ舌打ちした。
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