暁 〜小説投稿サイト〜
神様転生した先のサイバーパンクで忍者になって暴れる話
シチュエーション・オブ・ソウカイヤ
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。
すぐに立ち直り、手を合わせる。
「ドーモ、フウマ=サン。イカワ・アサギです」
アイサツを交わし終ると、アサギは溜息を吐いた。
「相変わらずこの感覚は慣れないわね」
「政府にもばれない様にする為だ。仕方ないだろう」
彼はタナカという仮面ではなく、ふうまという本来の顔を出している。
「それにしてもね」
「政府の言う通りにしても、ただ犠牲が増えるばかりだ。それどころか。彼等は日夜ノマドや米連との癒着が増えるばかり。だからこそ、古くからの固有組織であるザイバツの力も使わなければならない。だろ」
教え込むようにふうまは続ける。
「最近妙な命令が増えているだろ。戦闘員に潜入捜査させるよう命じられたり、救出任務の時急に沢山の命令が増えたりさ」
「…………」
返答の代わりにアサギは沈黙する。彼女にも心当たりがあるのだろう。
勿論このようなことは本来あってはいけないことだ。政府に不信があるから米連と付き合うと言う様な物なのだから。
しかしそれは、ふうまが奪っていた監獄というサイミン・ジツで可能にしている。古くからある国固有である組織に協力するという大義名分。ザイバツの資金力を使った支援。 彼の言葉を信じやすいアサギが、受け入れてしまうのは当然のことだった。
ふうまの組織を通じて、ザイバツの資金や技術力を取得。他にもノマドや魔に魅入られた物の組織の情報を得ていた。彼も敵対組織の力を削いだり、実験データを得たりと対魔忍から利益を貰っている。
「はい、ここに俺の組織が借りた倉庫がある。この中にザイバツに依頼した装備を隠しているから、あとはよろしくな」
懐から出した書類をアサギに渡す。アサギも書類を受け取ると、机から出した記憶媒体をふうまに渡した。
「これ使った装備のデータよ。 他にも魔の物の実験データも入っているわ」
渡された記憶媒体を懐にしまう。
「米連にいる彼女達も元気にしているそうだ」
「…………そう」
ふうまの言葉を聞いたアサギは一瞬書類を読む手が止まった。その後なんともなさそうに読み続けていく。
瞬間的に現れた表情は嬉しそうであり悔しそうであり様々な感情が入り混じっていた。
書類を読み終えると、厳重に机の中へとしまう。
「あなたの組織も中々様になってきたわね」
「ああ、ようやくヤバイ級の技術者も内に引き込めたからな。そちらの姉だそうだ」
幾分の情報共有の後、アサギの隣にふうまが近づく。
「ちょっと、今は駄目よ」
「授業中だから誰かが来ることはない。外も水練の最中だから見られやしない」
ふうまの手がアサギの体を弄る。
「だからって」
「何。協力者同士体の事も分かり合わないとな」
ふうまの
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