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神様転生した先のサイバーパンクで忍者になって暴れる話
シチュエーション・オブ・ソウカイヤ
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く。
相手組織の卵を強くしてどうする、と思う読者の方もいるだろう。勿論これには理由がある。
田中先生であるふうまが使っている監獄というジツ。
これによって、彼女達はタナカに対して好意を抱きやすくなっている。
つまり彼に対して惚れっぽくなっているのだ。強さという力。有能な先生という能力。教え導くというソンケイ。それらが合わさった魅力が、彼女達の心の中に恋心や崇敬を植え付けている。
ふうまの恐るべき計画は着実に進んでいるのだった。
授業の後、ふうまは五車学園の廊下を歩いていく。目的地は校長室。井河アサギの居場所だ。
前方から何やら急いでいる様子の女性が、ふうまと目が合う。
「あ、タナカ=サン!」
歩いていく途中、オレンジ色の髪に短パンを履いた井河さくらが、タナカになっているふうまに声を掛ける。
その胸は豊満だった。
「ねえ、今からお姉ちゃんのところ?」
「はい、校長に少し用事がありまして」
タナカの答えに、さくらはやたらと大げさめいて目を丸くした。
「ちょっとちょっと! もしかして、タナカ=サンはお姉ちゃんと付き合ってるの? 最近いろいろ会ってるみたいだし」
教師と思えない言動だ。周りに人がいないとはいえ、あまりが大きく風潮するものではない。
眉を潜めながらも、ふうまは口を開く
「仕事(・・)の事でよくお話ししているだけです。イイネ」
「アッハイ」
瞬間さくらの目が虚ろになりながら、首を上下に振る。
「そんな事より、いいのですか? 何か急いでおられたのでは?」
「いけない! むっちゃんに怒られる!」
何かを思い出したように体を弾ませると、さくらが脱兎のごとく走り去っていった。
それを見送ったふうまは、安堵の溜息を吐いて歩き出す。
どうやら彼の井河アサギとの現場(・・)を何度か見ていたようだ。
(気をつけねば)
ふうまは今後の計画を脳内で訂正しつつ、アサギのいる校長室へ足を進める。
校長室に着くと、ドアをノックした。
「コウチョウ=センセイ。タナカです。今いいですか?」
「タナカ=センセイ? ドーゾ」
アサギの招く声を聴いたふうまは、そのまま部屋の中へ入っていく。そのまま後ろ手で鍵を閉めた。
部屋の中では、にこやかな笑みを浮かべたアサギが立っている。
「タナカ=センセイ。どうしましたか?」
黒い髪を特有な髪形にしたアサギ。その胸は豊満だった。
有能な新任教師であるタナカに、柔らかな視線を向けている。
「ドーモ、イカワアサギ=サン。ザイバツショゾクのフウマです」
「あっっっ!」
タナカの声を聴いたアサギが、突然立ちくらみのように体制を崩した
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