暁 〜小説投稿サイト〜
神様転生した先のサイバーパンクで忍者になって暴れる話
シチュエーション・オブ・ソウカイヤ
2話
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は何の意味もない!

「イヤーッ!」
「ンアーッ!」

 タナカの飛び蹴りが花蓮に直撃!タツジン!そのまま後方へ飛んでいく。

「次!」

今度は褐色の肌で両手にガンを構えた水城ゆきかぜが前に出る。その胸は豊満であった。

 「ドーモ、タナカ=センセイ。ミズキ・ユキカゼです」

 両手のライジング・ガンをタナカに向けて撃つ。

「イヤーッ!」

 弾ではなく球形の雷がタナカに向かう。
 手加減されているとはいえ、一度当たれば電撃によって動きが固まり、その瞬間に火力が集中される強力なライトン・ジツだ。
 しかしタナカは其処にとどまることなく動き続けることによって、彼女のライトン・ジツを避ける。

「Wassyoi!」

 ゆきかぜの周囲を猛烈な速度で回転!
 あまりの速さに残像が生まれる。

「あ、う」

 いくらライトン・ジツが強力でも、当たらなければ意味がない!ゆきかぜは、タナカの速度に反応しきれていないのだ。

「い、イヤーッ!」

 ウカツ!ヤバレカバレに撃っても、タナカの残像に当たるのみ。隙が生まれるだけだ。

「イヤーッ!」

 その隙を逃さず、ゴムでできたモギシュリケンがゆきかぜに射出された。

「ンアーッ!」

 平坦な胸に当たり、ゆきかぜは後方に飛んでいく。ゴムとはいえニンジャに投げられれば、人を吹き飛ばす威力は当然ある!

「次!」

 その後も何人もの対魔忍達が、彼に向かって襲い掛かるも鎧袖一色めいて倒されていった。

「…………」
「タナカ=サン、強すぎー」

 ギャル系ファッションに身を包んだ千賀崎リリコが、地面に背中をつけて呻いている。胸が豊満な彼女のセイトン=ジツは極めて強力。
 重力や空間を歪ませて、超スポードでタナカの背後にまわるも、カタナを持った手を捕られてイポン背負いを決めれた。

「情けない。実際情けない」

 タナカの溜息交じりの言葉が、運動場に響き渡る。

「全員、自身の能力に頼りすぎている。強力なジツなど、魔の物や抜忍にも幾らでもいる。能力が聞かない相手が現れるかもしれない。だからこそ、カラテを極めなるべきなのだ」

 ノーカラテ・ノーニンジャの精神を説いていた。

「タナカ=センセイが例外な気がします。毒すらすぐに回復するなんて」

 腰まで伸びた長い金髪に丸メガネを掛けた高坂静流が、木に背中を預けて息を整えている。その胸は豊満であった。
 彼女も自身のモクトン=ジツでタナカに麻痺毒を吸わせるも、チャドー呼吸によって回復されてしまう。そのままカラテの差を見せつけられて終わっていた。

「毒が聞かないやつもいるだろうに」

 溜息を吐きながらも、いかにカラテが大事か解いてい
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