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学園黙示録ガンサバイバーウォーズ
プロローグ
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ットのキャラのステータスを受け継いで、武器まで扱えるとなるとそれは脅威レベルとなる。実際に、ビルド構成にもよるが、標準的なバランスタイプで構成されたキャラも普通にオリンピックで金を取るほどまでに高い身体能力は保有している。

しかも赤外線スコープにも映らないステルス迷彩を所持すれば、サイレントキルも可能となるので厄介極まりないのだ。実際に、俺が生きている間にデスバレットのプレイヤーと思われる犯罪者が、定期的にではないが、少なからず警察や軍隊と激しいやり合いをしたとの報道がなされている。報道記者も「ただのテロリストにしては、装備が高価すぎる」と、報道しているのだ。

(プレイヤーが、この騒動にかこつけて馬鹿をやるのは目に見えている。今まで静かに暮らしていたプレイヤーも確実に行動を起こすに違いない。)

ゾンビ以外にもプレイヤーに対しての対処もしなければいけないのだ。正直言って俺はトッププレイヤーと戦うほど強いビルド構成をしていない。確かにレベルはカンストしているが、ビルド構成はガチというよりネタに近い構成だからだ。デスバレットは武器を選択するにしても種類によってはスキルを獲得しなければいけないので、アサルトライフル、サブマシンガン、拳銃、スナイパーライフルなどのスキルを獲得して初めて装備が可能なのだ。

ガチのプレイヤーほど、一つか二つの武器にスキルを絞り特化したキャラ構成にするものだ。その武器特融の豊富なスキルも多く獲得が出来るメリットもあるからだ。

それに比べて俺はあらゆる武器を扱いたいと思ったために、使える武器に制限は然程ないが、トッププレイヤーほど強力なスキルを保有していないのだ。実際にデスバレットのカンスト勢の中で俺はキャラ性能は下から数えた方が早い程でもある。俺は所謂ネタキャラなのだ。

「朝からダラけているな。田中君」

「なんだ毒島か。朝から説教か?」

ロングヘアーの黒髪に、現代の大和なでしこと学校で言われる程の美人だ。学生だった(前世)頃の俺なら間違いなく惚れていたが、いくら見た目が高校生といっても中身は四十を超えたおっさんである俺からすれば、手を出せばロリコン扱いされるので、比較的に冷静に対処できる。クラスの席替えで席がとなりという事もあり、顔見知り程度には声をかけられる頻度は高い。

そのためクラスの男子からは羨ましいぞとの嫉妬の視線を受けるのは、ぶっちゃけうざいけどな。

「君は私と互角に戦える程に強いのだ。もう少ししっかりとして欲しいのだ」

「互角って……言っとくけどあれは力任せに竹刀を振っただけで剣道と言えるもんじゃないだろうが」

「それでも私と互角に戦った事実は変わりはない。」


そう、体育の剣道の授業の時に俺はたまたま毒島と試合をしたのだ。剣道なんてやった事もないけ
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