回想編 さくらと直哉の出会い
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その日私は、久しぶりにお父様が帰ってくると聞いて、嬉しかった。
だけど私は驚いたお父様が血まみれの男の子を連れて帰って来た時は。
「お父様そのこ大丈夫なの?」
「さくらか、大丈夫さ,さくらの血を少し上げれば助かるから」
「本当!!お父様?」
「ああ」
そして治療の末男の子はは助かったけど、それを知った近所の子供達には、こう言われていた。
「化け物さくらの家にもう一匹化け物が住み付いたぞ、おー怖い」
「やめてよ直哉君をそんなふうに言わないでよ」
「おお、化け物さくらが怒ったぞ逃げろー」
「うっうっ何で皆あんな酷いこと言えるの?」
「さくらどうした?またあいつらになんか言われたのか?」
「あったけし君.うわーーん」
「さくらはたけしに抱きついた。
「おい、さくらあいつらに何ていわれたんだ」
「直哉君を化け物と言ったんだもん」
「そうか、さくらと直哉は、あいつらの持っていない物を持ってるからな、しかしさくらも、最近直哉を守るようになったな」
「だってさくら、直哉君のお姉ちゃんになったし、直哉君もさくらと同じなんだって」
「そうか、なら直哉も、さくらが好きになれば良いなあ」
「そうだね」
そして私はたけし君と一緒に帰ると、直哉君がいた。
「あ、さくらお姉ちゃんおかえり」
「ただい・・・え、直哉君今私のことを、初めてお姉ちゃんて言ってくれたの」
「うわっぷお姉ちゃん苦しいよ」
「良かったなさくら」
「うん、たけし君」
「こうして私と直哉君は仲良くなれたんだよね」
「そして暫くして、あの降魔戦争が起きて、一馬義父さんが死んだんだ」
「え、そんなことがあったんですか?さくらさん」
「ええ、その当時私と直哉君には小さいので、詳しく教えて貰えませんでしたけどお父様は死んだ事だけは、はっきりわかりましたけど」
「そんな事って」
「千明、それが戦争なんだ」
「互いの存在をかけたな」
「でもそれでも、悲しいよ」
「ありがとう、千明お姉ちゃん」
「でもいいんだ、僕たち一馬義父さんに結果的にまた会えたから」
「ええ、そうね」
「え、それはどういうこと直哉君」
「その話はまた今度ね千明お姉ちゃん、もうすぐ日本に着くからね」
「あ、待ってよ直哉君、さくらさん」
こうして、直哉達は巴里から戻って来た。
太正15年10月帝都で新たな戦いが、幕を開ける。この戦いは詳細な記録には、残ってはいないが。
後に後に第二次降魔戦争と呼ばれるようになる。
果たして、帝国華撃団はこの戦いに勝利できるのか?
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