42話
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と、身体中に刺青(のような物)があり、すこし明滅するように光っているので、俺は左手の指輪を確認してみる。
「やっぱり、これはISか・・・」
(福音事件の時と同じく)もちろん無かったので薄々感じていたがどうやら俺とISが融合してしまったんだろう。と頭の中で勝手に結論付けておく。
「それ、大丈夫なの?」
「ええ、どうやら・・・っと、誰だ?こんな時にメッセージなんて・・・」
目の前にメッセージと出ているので視線で見てみると、どうやら雷神からの診断状況が届いていた。まあ同化してるんだけどね。
「楯無さん。これ見てくださいよ」
と楯無さんにも見えるように手のひらからディスプレイで表示してみると、無言で見た後ブツブツと何か独り言をつぶやいていた。
「それにしてもISってこんな機能ついてたんですね」
「ついてるわけ無いじゃない。一体このISはどれだけの機能をつけているの?完全な自己修復機能なんて聞いたことないわよ?しかも使用者と同化して治すなんて規格外すぎるわ。まず、このISはISと呼べるのかすらわからない・・・」
「・・・ま、まあ治してくれるならありがたいですし」
「そ、それはそうだけど。この技術は明らかに今の文明を超えてる。というより、ISという分類に入れてるだけなのかもしれないわね」
「またその話は後にしましょう。先生が来たみたいですし」
とドアの方を向くとプシュッと音を立て入ってきたのは山田先生と織斑先生だった。
「目覚めたか枢木。体調はどうだ?」
「ええまあ。二日間も寝てたらしいのでこの通り」
「健康そうで良かったです。ね?織斑先生?」
と山田先生が何やら言いたげな目線で織斑先生を見るが、フッと顔を山田先生のところに向けると、
「・・・あとで組手でもしましょうか」
と無慈悲な笑顔で死の宣告を告げる織斑先生に、
「ああっ!それより、言いたいことがありましたね!枢木さんに!」
と無理やり話題を逸らし回避しようとしていた。そんなことは置いといて、どうやら事情聴取をするようなので来て欲しいのだが、仕方ないのでここでするので、今すぐ。と言われたので二時間ほど事情聴取を受けた。
「・・・これで事情聴取は終わりです」
「はい、お疲れ様でした」
と黒服の人に頭を下げ出て行くのを確認すると、ふーっと息を吐いて寝る。
「っても、これからどうすっかなぁ」
内容は今回の襲撃についてだが多数の敵と戦いはしたがなんとか援軍と後退しつつ、撃破したと突っ込まれにくい言い分を作り他も当たり障りのない返答で乗り切った。まあ嘘を言ったわけではないし、本当のことなんて言ったらめんどいので二
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