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リリなのinボクらの太陽サーガ
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こじれる可能性もある。

となると合同訓練の間、マキナには別の場所で休んでもらった方が良いか。彼女も長旅で疲れてるだろうし、帰って来て早々訓練に参加させる必要も無い。

「さて、我らは陸地で訓練を行うから、マキナはアギトと洋上プラントの方で適当に休んでいたらどうだ?」

「別に休むほど疲れてはいないけど、お言葉に甘えさせてもらうよ。先にレヴィとユーリにも挨拶しておくけど、後はしばらくぶりのマザーベースだから好きにさせてもらうね。じゃ、頑張って」

そうやって軽く手を振りながら、マキナはアギトを連れてレヴィとユーリの所へ歩いて行った。彼女の抱擁から解放された我もシュテルを伴って、足早に訓練場へと向かう。少し話し過ぎたのでギリギリの到着にはなったが、合同訓練は問題なく開始できた。

マザーベースで行われている訓練は魔法無しで相手を制圧するためのものが中心で、特にCQCは身体が覚えるまで反復練習を徹底的に行っている。ここで早速PMCと管理局員の違いが顕著に表れ始めた。

知っての通り地上本部の局員達は魔力ランクが低い者ばかりだから、少ない魔力を無駄なく使えるようにコントロールや身体能力、仲間内の連携を鍛える訓練を主にしている。しかし管理局である以上、魔法を使う事を前提としているため、魔法無しの戦闘技術は実の所あまり洗練されていないのだ。

そこで今回の合同訓練を通して、彼らには魔力量に左右されずに生き残るための戦闘訓練のやり方を覚えてもらい、本局の高ランク魔導師に負けない実力を手に入れる事で生存率の向上を狙っている。一方でこちらも現在のSOPの性能を確かめる、という意図もあるにはあるが……そっちはあくまで様子見程度だ。

ただ……CQCは管理世界の概念ではやはり異色であり、内容もやり慣れていない事で局員の体力の消耗は我らPMCより激しい。よって午前中だけでバテる局員が多数現れたのだ。だが始める前に我らから訓練内容の意義を説明したため、意味はちゃんと理解してくれているようだ。

「あ〜なんつーえげつない訓練だよ。こんなハードなの毎日やってるのか、PMCって。俺マジ尊敬するわ……」

休憩中、くたびれてる部下達の様子を見てゼスト達は微笑ましい視線を送っているが、その中で我らは彼らの下に大量のスポーツドリンクが入ったクーラーボックスを運んで渡していった。

「お? ありがとうございます。でもここの責任者が自ら雑用をやってていいのですか?」

「訓練中は普段通りの口調で構わぬ。それと、王が皆の手本になるように行動するのは当然であろう、ティーダ・ランスター」

「そういうものなのか……? あと俺の事知ってたんだ」

「無論だ。おまえは教主殿の知人だからな」

「教主……サバタの事か。そういえば一年前のあの時、君達と
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