マブラヴ
1212話
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も伸びているのはシャドウミラーと直接の関係があるオーストラリアなんだよな。
「さて、演説も終わりそうだし、そろそろ準備をしましょうか。自分の機体がある人は格納庫に向かって頂戴。皆、これからの手順は分かってるわね?」
シロガネの艦長から、ニヴルヘイムの司令官という地位に変わったマリューが、手を叩きながらそう告げる。
……こうしてマリューを見ていると、何だか母親や教師のように見えるな。
マリューには結構似合ってそうではあるけど。
そんな風に考えながら、エヴァとフェイトと茶々丸のみをこの場に残して部屋を出て行く。
尚、その際に式典の映像へと視線を向けると、そこではシャドウミラーの代表として出席しているエザリア、レオン、あやか、千鶴の姿があった。
微妙にエザリアがどこか満足そうに見えるのは、本職ではないニヴルヘイムの司令という座をマリューに譲る事が出来たからだろう。
シロガネの艦長になったナタルも、円や美砂と上手くやっているようだし何よりだ。
そんな風に考え、部屋を出て行く。
「こうして見ると壮観だな」
格納庫で、ニーズヘッグの映像モニタに映し出された光景を眺めつつ、呟く。
この格納庫にいるのはシャドウミラーの機体のみで、修羅神や戦術機といった機体は他の格納庫で待機中の筈だ。
修羅は血気盛んなのが多いから、どうしても他の勢力の奴と混ぜると危険なんだよな。
基本的に力が全て的な考えをする奴が多いし、自分達の敵を俺達に頼らなければならないって感じでマブラヴ世界に良い印象を持っていない奴も多い。
そういう奴が五摂家の面々とかA-01部隊とかと接触した場合、下手をすれば火星の息吹作戦の前にニヴルヘイムで戦闘が起きそうだ。
『アクセル、シロガネの方は大丈夫だと思うか?』
コーネリアがそう尋ねてくるが、コーネリア自身はそれ程心配そうな表情を浮かべてはいない。
あくまでも会話のとっかかりとして話し掛けてきたといったところか。
「大丈夫だろ。レモンやスレイ、エキドナ、ムラタ、オウカ、スティング、アウル、レイといった面子が揃ってるんだ。寧ろ、あの面子を相手にしてナタルが指揮するシロガネに対してどうこう出来るBETAがいたら、俺が見てみたいくらいだ」
『ふっ、確かにな。だが、マーズゼロは地球圏における最大のハイヴと言われているのだろう? であれば、私達の知らないBETAが存在していたとしてもおかしくはないと思うが?』
「その辺は心配してないけどな。そもそも、BETAが対応するのは何か危険があった場合だ。戦闘機を相手に光線級、人間を相手に兵士級といった具合にな。その点、無人の火星では進化のしようがない。……その辺は確か以前に話さなかったか?」
『そうだな。だが、これ程大き
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