マブラヴ
1212話
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使えず、気を使える者だけが有効な戦力となる可能性も否定出来ないが。
「ま、俺達がやるべき事は変わらないんだから、利用するならすればいいと思うけどな。マブラヴ世界が復興すれば、それだけこっちにも利益があるんだし」
現在のマブラヴ世界との取り引きは、そのほぼ全てがBETAの死骸だ。
キブツに使える以上は幾らあっても困る事はないんだが、出来れば他の何かも取り引き材料として生み出して欲しいとは思っている。
その為にはどうしても地球を復興させる必要があり、俺達の出陣がそれに役立つのなら構わない。
『つまり、こうしてシャドウミラーと共にこの世界からも戦力として火星の息吹計画に参加するというのは、希に見る快挙と言ってもいいのだと思います』
映像の中では、どこかのお偉いさんが大袈裟な程の身振り手振りで演説をしている。
ちなみに、マブラヴ世界からの戦力ってのは当然崇継や恭子、A-01部隊の事だ。
……まぁ、A-01部隊は秘密部隊らしいから詳細は明らかになっていないが。
それらの乗っている戦術機に関しては、シャドウミラーの技術班により既に改造済みだったりする。
とは言っても、あくまでも火星で動けるようにしているだけであり、機体の性能を上げる的な改造はしていないのだが。
その際に、崇継との約束通りTSF-TYPE00のデータはしっかりと受け取ってる。
しかも五摂家専用機のTSF-TYPE00の。
……TSF-TYPE00って、機体の色によって性能が違うんだよな。
最高の性能を持つのが、征夷大将軍用の紫の機体。それに続いて青、赤、黄、白、黒の順番で性能が落ちていく。
崇継と恭子の機体は青で、その護衛としてそれぞれ赤が1機に白が3機という風になっている。
A-01部隊の方はTSF-TYPE94で、特に欲しいって訳じゃないんだけどな。
『この地球のハイヴも大分数を減らし、BETAに占領されていた地域を取り戻す事が出来た人達も多いでしょう。そんな中、地球にハイヴを送り込んでくる月を含め、この地球圏でもっとも大きいハイヴの存在する火星。憎っくきBETA共の司令部と呼んでもいいマーズゼロを攻略出来るというのは、この世界に住む者として歓喜に堪えません。皆で、シャドウミラーの栄誉を称え、そのシャドウミラーと行動を共にする日本の衛士達の姿を心に刻もうではありませんか』
うん? 今のやり取りを聞く限りだと、もしかしてこの演説をしている奴は日本派なのか? まぁ、現在の日本は内憂はあるけど、外から見る限りだとかなりの勢いだからな。そっちに取り入ろうと考えてもおかしくはない。
アメリカは、依然何とか国力1位の座にはいるが、1年前の件をまだ完全に回復しきっていないのは間違いないし。
ただ、日本もそうだが、現在最
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