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とある科学の傀儡師(エクスマキナ)
第2話 出現
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ていた強盗の1人は衝撃で気絶してしまった。
銀行強盗事件は、無事に収束し風紀委員の活躍に称賛の声が上がったが。
風紀委員(ジャッジメント)が銀行強盗事件の負傷者を把握する為に近辺を調べている時に、路地裏で血だらけで倒れているサソリが発見された。
銀行強盗事件による傷かは不明だが、傷害者を放っておく訳にもいかず。近くの病院へと搬送された。
風紀委員(ジャッジメント)は、もちろんのこと、レールガンを放った御坂美琴も責任を感じてしまい、サソリが入院している病院へとお見舞いに行く(レールガンの衝撃の余波がサソリの近くまで及び瓦礫の下敷きになっていた為)。

「まさか、人がいたなんて??????」
肩まで伸びた茶髪と整った顔をしたエリート中学校の「常盤台中学」の制服の身に着けて歩いている。常盤台中学校は学園都市の中でも屈指のエリート校として有名。四つ葉のクローバーにDをあしらったような校章が印字された制服着用が義務付けられているため、電車ですれ違ってもわかるほどだという。
御坂はがっくりと肩を落としながら夕日に照らされた病院を訪れる。一応、菓子折りを持っていく。
「まあまあ、お姉様の責ではありませんよ。あんな所で寝ている方が悪いのですわ」
御坂の隣に居るのは、御坂を「お姉様」と呼び慕う「白井黒子(しらいくろこ)」だ。少女は空間移動能力者(テレポーター)としての能力を有して風紀委員(ジャッジメント)の職務を遂行する赤髪ツインテール少女だ。
病室に入ると、既に白井と同じ風紀委員(ジャッジメント)の「初春飾利(ういはるかざり)」)と初春の友人である「佐天涙子(さてんるいこ)」)が見舞いに来ていた。
初春飾利(ういはるかざり)は、頭に名の通り花を飾っている不思議な女子中学生で活発というよりは大人しめの印象を受ける。初春の友人の佐天涙子(さてんるいこ)は、黒髪のロングで初春よりは活発であるが自身に能力がないことをコンプレックスにしているレベル0の女子中学生だ。二人とも柵川中学校に所属している。
二人は、御坂達とは違う中学校に通っており、二つの中学校を比べればエリートなのは常盤台中学である。
御坂達が入ってきたことに初春と佐天は反応して、立ち上がって挨拶を交わす。
「容体はどうですの初春?」
「出血が激しいですけど、命に別状ないそうです」
発見された少年は出血こそあるものの、傷はほとんど治癒されており、鮮血の割には、掠り傷しかないことに医師は不思議がっていた。
御坂はひとまず見舞いの品を各ベッドに備えてある台の上へと置いた。
「うわあ、これって結構高級のチョコレート菓子ですよね」
佐天が口からヨダレを垂らして御坂が持ってきたチョコレート菓子を持ち上げて、重さを確認する。
「うんまあ、手ごろなものかなあ思ってね」
「この大きさと重さなら1
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