第6話 新たなる警鐘
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られた日から衛宮邸は3人にとっての避難先だった。
それから月日を重ねて3人とも落ち着いた生活に戻った後も、週末には定期的に衛宮邸にお邪魔しては寝泊まりをするようになったのだ。
風間ファミリーで言う金曜集会の様なモノだ。
そんな3人の内の2人と入れ替わる様に、暖簾から大河が顔を出す。
「士郎、私お腹減ったから食べてイイ?食べたい、食べるわよー!」
「全部揃うまで我慢しろよ、藤姉ぇ。早く食べたかったら手伝ってくれ」
士郎の正論に、ぶつくさ呟きながらも完成した料理を運んでいく。
因みに3人の内の最後の1人である冬馬は、運ばれてきた料理を置く場所を考えながら整理している。
そうして完成した品を全て運び終えたところで、最後の1人が今に到着した。
「アルバさん!」
「今夜もお邪魔してます」
「ああ、よく来たな。今更だが好きに寛げ」
アルバと呼ばれた女性はスカサハだった。
彼女はサーヴァントでは無いが、真名を隠さずにそのまま呼ぶと、その手の知識を持った魔術関連の者達にどの様な手を使われて周囲の一般人たちを騒動に巻き込まれるか知れたモノでは無かったため、偽名のアルバで通している。
彼女がスカサハ本人である事は、士郎と藤村組の魔術関連を知るごく一部の人間のみだ。
そんな彼女と言えば、まるで自分の自宅の様な物言いの上に、振る舞う。
しかし、本来の家主である士郎はその辺の事を余程の事が無い限り気にしなかった。
「よし、みんな揃ったし、食べよう」
『いただきまーす!』
士郎が了承した途端、我先にと大河と小雪が狙っていたおかずをつまみながら爆食いしていく。
「おいおい、ユキ。そんなに慌てて食べると、喉を詰まらせるぞ?」
「大河さんも少しは落ち着いた方が良いと思いますよ?先週それで、喉に詰まらせたんじゃないですか?」
準と冬馬は早食いを辞めない2人を窘め乍ら、自分達も料理に箸を付けていく。
そんな4人には我関せずと言わんばかりに、スカサハはいつの間にかに取皿に取っといた料理の数々をマイペースに口に運んでいった。
この5人の相変わらずぶりに今更ながら苦笑する士郎も、箸を進めていく。
この団欒が、この穏やかな日々こそが、凛が士郎に埋没して欲しい光景なのだろう。
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