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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL4 バトルロワイアル戦
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そして相手のスキルが終わると同時に俺は相手に向かって一気に距離を詰めた。

「す、スモークプロテクション!!」

相手は慌てて盾を出現させた。

「そんなもの!!」
『マスター、駄目!!』

焔の制止を無視して盾もろとも斬り裂こうとしたが盾を斬ると同時に身体全体を包み込む様に煙が発生した。

「なっ!?」
『馬鹿!!あれくらいの盾だったら潜り込んで避けて攻撃出来たでしょ!!』
「んな事言われてもなぁ……ただの盾だと思ったんだよ………」

視界は見えず、このままでは先ほどの鎖に捕まる。

そう考えて身構えていたが、一向に相手の攻撃が来ない。

「あれ?」

やがて煙が晴れると何処かに逃げたのか誰も居なくなっていた。

「何で攻撃してこないんだ?」
『魔力が少なくなっていたのね、ラッキーだったわ』
「なるほどね………」

そう納得しつつ辺りを見渡す。
周りはこの街がモデルになった建物が建ち並び、敵の姿は確認できない。

「くそっ、戦闘音もしないし隠れてんのか?」
『魔力温存ね。皆漁夫の利を狙って確実なチャンスを狙ってるのよ』
「くそっ………」

正直イライラしていた。本来ならディア達が戦っていた様な燃えるバトルとなる筈が、まるでスナイパーの様に潜み攻撃してこない。してきたと思えば誘導弾による牽制。

「焔、何か良い手無いか?」
『良い手ね………今の貴方じゃ葬刃しかスキルは無いし、相手がいなければ魔力の無駄に………そうだ』
「何か思いついたから?」
『ええ。その代わりリスクは大きいわよ?』









「何だあいつは?」

ミラージュシフト。索敵タイプのレーダーに引っかからないレア度の高いスキルを使い、様子を見つつ戦おうと思ったら他2人も似た様な戦法だった。その為、あのロングコートの有栖零治と言う男以外ほぼ位置が分からなくなってしまった。

サーチャーを使い位置を確認している内に有栖零治に見つかったが、あの戦い方は並みの実力者じゃ無い。そう感じて直ぐに逃げた。魔力の消耗が少し心配だが、何もせずにいれば時期に回復する。

「知らないぞ、あんな奴………」

例えるならT&Hエレメンツのアリサちゃんの様な運動性。ランキング戦で戦った事があったが手も足も出なかった。

「相性も悪いし、相手のスキルも見れず仕舞い。………誰か戦闘になって情報が得られれば………ん?」

そう思いつつ物陰に隠れ、有栖零治を観察していると動きがあった。

「刀をしまった?抜刀術?」

攻撃モーションの様だが相手は誰もいない。何をしているのか分からなかった。

「どうする気だ………」

そして男はその
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