暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL4 バトルロワイアル戦
[6/9]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
」
「私も大丈夫、ありがとうノーヴェ」
「うん」
どうやらノーヴェが焔を捕まえていてくれた様だ。またもはぐれる所だった。
『おっ、最初の挑戦者だね!!』
そう話掛けてきたのは、ここのおもちゃ屋の店員だ。蝶ネクタイにタキシードとおもちゃ屋としては少しミスマッチな恰好をしているが、ノリノリでマイクを持ってこちらに向けてきた。
「えっ、いや俺は………」
『いいよいいよ、大きなお兄さんでも大歓迎さ!!ブレイブデュエルは年齢関係無く楽しめるからね!!』
とそんな説明をされ、一気に恥ずかしくなった。事情を知らない人から見れば子供達を押しのけ、最初に並んだ高校生と言う事になる。
『さて、それじゃあ挑戦は………2人かな?』
「いや、俺はともかくノーヴェは…………」
「私、ホルダー持ってない」
『だったら丁度良い!!お兄さんが勝って、このホルダーをプレゼントしたらどうだい?』
そう言って店員は先ほどアナウンスで言っていた景品のホルダーを見せる。
ホルダーは店限定と言っていたが、店のロゴが入っている訳でもなく、赤と青の2種類のスケルトンカラーのホルダーは高校生の俺から見てもセンスが良い物だと思えた。
「いや、でも俺達は………」
人を探していると言おうとしたが、ノーヴェがホルダーに釘付けになっている事に気が付いた。
「………ノーヴェ、もしかして欲しい?」
「えっ!?いや、あの………」
俺に問われたノーヴェはあわあわと慌てた後、顔を赤くして俯き、
「………欲しいです」
と聞こえる様に言った。
『じゃあ決まりだね!!それじゃあ1人目はお兄さんに決定!!お名前は?』
「えっ?有栖零治」
『珍しい苗字だね!!じゃあ有栖零治君頑張って!!!!』
大きな声でフルネームを言われ、更に君付けで呼ばれ、恥ずかしさで叫びたくなった。
前の学校で知られたら周辺の不良達の笑われ者になったであろう。
(………二度とこの店には来ない)
そう心に決めた………
さて、戦闘はと言うと、司会者の言う小さい子供達が相手………と言うわけではなく、相手は俺よりも年上の男達ばかりであった。
「何だよこいつ等………」
小太りだったり、ひょろひょろだったりと見た目はとても強そうには見えない。動きもディア達と比べたら天と地の差だ。だが、それを補うように変わったスキルだったり、面倒なスキルばかりだった。
「チェーンバインド!!」
近くにいた男が俺に向かって鎖を伸ばし、捕まえようとしてくる。
「何の!!」
俺は近くのビルを蹴り、空を駆け、鎖を難なく交わす。
「おりゃあ!!」
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ