進級試験とウロボロス
中級悪魔昇格試験本番と試験官をやる俺とヴァーリ
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コップを置いた。
「次は実技の方だが、これに関しては得意分野だろうよ」
「センター内の屋内会場で行われるようですけど、一誠さん達はこれからどうするのですの?」
「俺達は引き続き試験官として仕事をする予定だが、実技に関しては禁手化した俺と一誠が試験官として受験生の本気度を見ようとな」
「赤龍帝と白龍皇が見ていると知れば、自然と実力を発揮させないと評価が落ちるからかい?」
「まあな。俺らが二天龍だと知らんからな、この容姿だからか普通の試験官に見えるそうだ」
俺らが禁手化して鎧姿を見せれば、自然と受験生が力を見せてくれるだろうと言う思惑がある。実技試験の時間となったので、俺とヴァーリは禁手化して鎧姿となり二人はジャージ姿となっていた。広い体育館で、受験者がそれぞれ動きやすい格好に着替えていて自分なりの解し方で体を温めていた。鎧姿なのかとても浮いていたが、試験官なので最後まで見守る事にしている。
「全員、集合!」
俺の声にて、受験者が集まったが他の試験官と違い二天龍の鎧を着ていた俺とヴァーリなので、普通の試験官ではない事を知った受験者。点呼をし始めてから、ジャージに受験者番号のバッジ付いているんで分かるようになっていた。ちなみに頭部だけは素顔になっているので、グラサン姿をしている。
「実技試験は至ってシンプルな事をするが、受験者の皆で戦闘をしてもらう。この後、皆に抽選してもらう事で対戦相手を決めてもらう」
「戦闘時、総合的な戦闘力などを見るので相手に負けたとしても合格の目が無くなる事はない。無論勝利した方が、得点は高い方となっているが戦闘の中身を俺ら二天龍と他の試験官が見るんで、心技体、規定を満たしていればそれ相応の点数が得られる」
「分かりやすく言えば、出来るだけ良い試合をする事だ。ルールは持てる力で相手と戦闘をし、武器使用は原則的に許可しているから己の力を存分に出せ!ただし、相手を死亡させた場合はこの場で失格となるんで注意するんように。事故による死亡は我々試験官による審議によって是非が決まるよう何で、事故死による項目は手元にある参考資料を見てくれ」
ルール説明を俺とヴァーリで言うが、要するに俺ら試験官に良い戦いをすればいい事だ。それと『兵士』の者は試験センター特例のプロモーション承認カードが発行されているが、今回グレモリーに『兵士』はいないのでその説明は他の試験官からしてもらった。アジュカはプロモーション用のカードをここに発行しているし、現ベルゼブブでなければ作成も出来ないがコピー品も無理と言われている代物だ。
『だが一誠なら専用カードを作成出来るんだろ?』
『ああ。それに関しても純正品並みのだから、コピー品だと思われないさ。俺ら整備班には技術肌とか言われるし、アザゼルやアジュカ
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