トリップ二年目
第一章 みかん、師匠になる
第四話 一点ものトリガー
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〜きっきーside〜
すみれが私の一点ものトリガーを作り上げた。
素晴らしい、嬉しい、泣きたい!!
私も玉狛みたいに戦うのだわ!!
狙撃手玉狛隊員になる日よ!!
と、はりきったら・・・
私の一点ものトリガーはバックワームと何が違うのだろう。
真っ黒のマントってだけ。
「何よ、その顔。
バックワームは体から外したら消えるけど、それは消えないわ。
敵に目隠しにもなるし、味方に貸せばトリガー臨時接続も出来るのよ?
感謝しなさい。」
あ、はい、すみません。
すみれには文句はございません。
「誰が考えたの?すみれ?」
「みかんが案を出したのよ。だから私が作ったの。
みかんのトリガーをどうにかしなきゃ」
「どんなやつ?」
「言わない」
酷いな〜私にも言おうよ。
私は友達なのに。もったいぶるのは宜しくないよ。
なんなら烏丸ファンだと言いつけてもいいわよ?
あぁ、でもみかんやすみれを敵にまわしたらダメ。
負けてしまうわ、私。
〜みかんside〜
「勝ってきました!!」
「勝てました」
私はあくびしながら、二人を眺めた。
前角と後ろ角の頭に目がいく。
「お疲れ様。じゃあランク戦してきたら?」
「え、師匠の件は!?」
「・・・はぁ。あなたたち、菊地原を斬ることで成長したでしょ?」
「あれも修行の内だったのか・・・」
そう、私は無駄なことをしたくないから。
だから、私はそう言ったわけよ。
菊地原も成長させてあげた訳よ。偉いわ。
敬え、拝め、祈れ。
「じゃあ師匠に!?」
「はいはい。いいわよ。奥寺くんとコアラね」
「「よろしくお願いします」」
声はいいんだから。声は。
そう言えば、きっきーは一点ものトリガーを受け取ったかしら。
どちらでもいいんだけど。
それより私、師匠には向かない気がするんだよな〜
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