圏内事件 前半
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「あ、ついでに、元黄金林檎のメンバー全員の名前も書いてくれるか。あとで、生命の碑に生存を確認しに行くから」
シュミットはおもむろに嫌そうな顔をするが、羊皮紙にすらすら書いていき、それをキリトに渡した。
「……攻略組のプレイヤーとして情けないが……俺はしばらくフィールドに出る気になれない。ボス攻略パーティーは、俺抜きで編成してくれ。それと……」
剛毅なプレイヤーだった槍使いは、虚ろな表情のまま呟いた。
「……これから、俺をDDAの本部まで送ってくれ」
俺らにはその弱気なシュミットを笑うことが出来なかった。そして、ゲツガは言った。
「OK。俺が送ってやるよ。キリト、アスナ。ここからは別行動でやる。ユキと俺、キリトとアスナのチーム編成だ。それじゃ、ユキ、シュミットを送るぞ」
「え、う、うん」
そして俺とユキはDDA本部にシュミットを送りに宿を出た。
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