マブラヴ
1211話
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、それが理由でA-01を参加させろってのか? そもそも、オルタネイティヴ5派はもう壊滅的な被害を受けてるんだから、無力に近いだろ? ここでお前が無理をする必要はないんじゃないか?」
「確かにオルタネイティヴ5派に関してはそうでしょうね。けどね、オルタネイティヴ5の次は6。そして7という事も考えられるのよ」
「そこまで行くか? そもそも、現状で人類側が有利な以上、無理にそんな秘密計画とかを進める意味はないと思うけどな」
「甘いわね。寧ろ、この状況だからこそ動く勢力もあるのよ。……まぁ、今のアメリカはそんな馬鹿な真似をするとは思えないけど」
オルタネイティヴ5派の暴走とか、色々とあったからな。
何かを企もうとするだけの体力は、殆ど残っていないだろう。
また、同時に日本と俺達シャドウミラーがかなり親しい関係である以上、そこにちょっかいを出して俺達の怒りを買うような真似をするとも思えない。
そもそも、ビルが大統領を続けているのは俺達シャドウミラーとの関係もある。
それを邪魔するようなことは、さすがにしないだろう。
下の方が暴走する危険はあるかもしれないが、その辺はビルだってきちんと理解しているだろうし。
「とにかくそういう訳で、何らかの成果は必要なの。どう? A-01は腕利きが揃ってるわよ?」
……さて、どうするべきか。
正直崇継や恭子の個人、あるいは数機程度の戦術機と違って、ある程度纏まった戦力であればある程度使い勝手がいいのも事実だ。
勿論機体性能や操縦技術の差がある以上、最前線に引っ張ってくるなんて事をするつもりはない。
だがシロガネの防御を任せるというのは出来るんじゃないか?
実際にはメギロートやイルメヤを使えば事足りるが、戦術機でその役目をある程度代わっても……まぁ、多少メギロートやイルメヤに混乱が起きるかもしれないが、それだって些細な事だ。
その辺を考えれば、何とかなりそうな気がしないでもない。
「分かった、お前達3人の要請は相談させて貰う。ただし、もし火星の息吹作戦に参加するとしても指揮権はこっちにあるぞ。例えそれが五摂家の関係者であろうが、国連軍の秘密部隊であろうがだ」
これだけは絶対に譲れないと告げる言葉に、意外な事に3人共全員があっさりと頷くのだった。
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