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転生とらぶる
マブラヴ
1211話
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っているし、いつまでも傀儡になっているという訳ではないだろう。だが、それなら最初から私が征夷大将軍の地位に就いた方がいい。そう判断してね。火星の息吹作戦に参加したとなれば、誰も文句を言えないだけの功績となる」
「……なるほど」

 崇継が何を狙っているのかは分かった。
 勿論崇継の性格を考えると、こうして話したのが全てという訳でもないだろう。
 恐らく今の話以外にも何らかの事情があると考えてもいい筈だ。
 だがそれでも、今の説明が最大の理由だというのは間違いないと思う。
 俺の性格を知っている崇継が、ここで下手な嘘を吐くとも思えないし。

「まぁ、崇継の話は分かった。……確かに今の日本が妙な方向に暴走されると、こっちとしても困る。他の奴等の意見を聞く必要もあるが、一応前向きに対処させて貰おう。……次は恭子だな。お前は何だって同行を希望する? まさか、崇継と同じく征夷大将軍の地位を狙っているから……とかじゃないよな?」
「ええ、勿論。そこまでは言いません。ただ、似たような事になっているのは事実です。アクセルさんは知っていると思いますが、私は崇宰家の次期当主候補という身分にあります。ですが、現在私と当主の座を争っている人物が城内省の……」
「ああ、分かった。最後まで言わなくてもいい。つまり崇継のダウングレード版みたいな感じだな?」
「……はい」

 恭子のライバルとなっている相手が、城内省の支持を受けているんだろう。

「何だか、その城内省ってのはあっても邪魔なだけじゃないか? とっとと潰した方がいいような気がするんだけどな」
「ははは。確かにアクセルからはそう見えるかもしれないけど、なければないで困る部署でもあるんだよ。その辺が気軽にどうこう出来ない理由なんだけどね」

 苦笑を浮かべる崇継に、恭子も同意するように頷く。
 この2人がこんな風になってるってことは、百害あって一利なしって感じに思えるんだけどな。

「まぁ、恭子の件も分かった。……で、夕呼。お前は? まさか、お前まで征夷大将軍がどうの、五摂家がどうのこうのなんて言わないよな?」

 これで夕呼まで同じような事を言ってきたら、さすがに呆れるぞ。
 そんな思いで、今まで崇継や恭子の話を聞いていた夕呼の方へと視線を向ける。
 すると、夕呼は料理を食べていた箸を止め、口を開く。

「当然でしょ。ま、似たようなものなのは否定しないけどね。私の直属でもあるA-01に手柄を立てさせたいのよ。正直、あんた達のおかげでオルタネイティヴ4は殆ど成果を上げられていないわ」

 まぁ、そうだろうな。
 俺達が力業で強引にBETAを殲滅し、ハイヴを占領していってるんだから。
 量に対して質で対抗するという、この世界の軍事的常識に真っ向から逆らって。

「で
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