第22話 氷の神殿
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……」
ルインとレヴィアタンの、同じ顔立ちをした二人の視線が再び交わる。
「私はエックス様と違って優しくないし、諦めも悪いの。世界のためだって割り切れない。今目の前にあることを優先させたい。いけないことだと分かっている。でも、この気持ちは偽れないから。ゼロ、ルイン…悪いけど、私の相手になってもらうわよ」
レヴィアタンがフロストジャベリンを構え、同時にゼロとルインがセイバーとハルバードを構える。
「レヴィアタン…君は本当にエックスにそっくりだね。アーマーの色もそうだけど、君のそういう一途なところは本当にエックスにそっくりだよ」
「あら?一途なのは、あなたもじゃない?エックス様を助けるためとは言え、敵の本拠地であるネオ・アルカディアに殴り込みを仕掛けるくらいだもの。私達四天王のこういうところはあなた似なのかもしれないわよ?お・か・あ・さ・ん?」
「お、お母さん…」
母親呼ばわりにルインはハルバードを握り締めて赤面してしまう。
レヴィアタンはそんなルインを見て、よくもまあ、今時こんなウブなレプリロイドがいるなと感心した。
何となくだが、エックスが彼女に惚れた理由が分かったような気がした。
「さあ、お話はここまで!本気で行くわよ!!」
レヴィアタンが自身の力を解放したことで、全身が光に包み込まれていく。
「これは…」
「ファーブニルと同じ現象…まさか、アームドフェノメノン!?」
「正解。でも、私のアームドフェノメノンは戦闘馬鹿とはひと味もふた味も違うわよ」
光が収まると、レヴィアタンは今までとは違う、まるで潜水艦のような姿になる。
「これが、レヴィアタンのアームドフェノメノン…」
「さあ、パワーアップした私のスピードについて来れるかしら?」
ウォータージェットを吹かし、凄まじいスピードでレヴィアタンはこちらに突撃してくる。
あまりのスピードに一瞬だけ目を見開いたが、すぐさま回避行動を取り、何とか突撃を回避する。
そしてルインはZXアーマーに換装し、ゼロはフレイムチップを起動させた。
「喰らえっ!!」
チャージを終えたZXバスターをレヴィアタンに向けてチャージショットを放つが、あまりのスピードに掠ることさえ出来ない。
「そんなスピードじゃあ、私に当てられないわよ!出ておいで!!ダブル・スピリッツ・ジ・オーシャン!!」
反撃にレヴィアタンはゼロとルインに二体の氷龍を繰り出す。
「はあっ!!」
ZXセイバーで一体の氷龍を斬り裂くが、もう一体の氷龍がルインに迫る。
「ふっ!!」
シールドブーメランを投擲し、氷龍を真っ二つにすると、セイバーのエネルギーチャージを終えたゼロはレヴィアタンにチャージセイバーを繰り出
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