シリルvs.レオン
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で落ちると思う。だってリオンさんはジュビアさんのことが好きだからシェリアに絶対そんなこと言わないだろうし。
「なんで?シェリアが可愛いのは誰でもわかるし」
「そ・・・そうですか・・・/////」
レオンのノロケにも似たような発言に、なぜか俺が恥ずかしくなってしまい顔を反らす。俺がレオンを真っ直ぐ見れないでいると、レオンが何かをモゴモゴと言っていたけど、またおかしなことを言ってそうで耳を傾けられないでいる。
「シリル」
「な・・・何?/////」
まだ顔に火照りを感じていると、レオンが俺のことを呼ぶ。だけど真っ直ぐ見るのはなんか恥ずかしいから見れない。ちょっと横目で見ようとしている感じかな?
「将来詐欺に合わないように気を付けろよ」
「は?」
話の方向が変わりすぎて、思わず正気に戻った俺はレオンに顔を向き直す。しかし、俺の目に映ったのはレオンではなく・・・
「シャー」
黒い色のかなり大きめな蛇だった。
「ぎゃああああ!!」
予想だにしなかった生物の登場に悲鳴を上げると、そいつは俺の体に巻き付いてくる。
「わぁぁぁぁぁぁ!!ま・・・巻き付いてくるな!!」
大慌てで蛇を振り払おうとするが、そいつは俺の倍近い体をしている上に太さもラクサスさんの腕ぐらいあるために力があり、全然引き剥がせない。
「ハハハッ。お前女みたいな声出すな」
慌てている俺を見て口に手を当てて笑っているレオン。もしかしてこの蛇はレオンの造形か!?そう思うと氷みたいに冷たい気がしてくる。
「まさか可愛いって言われてあそこまでいい反応してくれるとは思わなかったよ。自分の魔法でやられたフリしたから、警戒心解いてくれたのかな?」
フリ?もしかしてさっきの奴全部演技だったのか?俺に魔法が当たらないから、動きを封じるために何か造形を作るための時間稼ぎをしていたってことなのか?
「どこから演技だったんだよ!?」
「腰がぁ!!のところから」
ウソ!?てっきりあれは本気で痛がってるんだと思ってた!!まさか俺が顔を反らした時に何かを呟いてたのは造形を作ってたからなのか!?
「封印の氷地獄があまり高さが出なかったからな。これぐらいしか全身を押さえられるものは思い付かなかった」
肩を回しながらそういうレオン。確かに封印の氷地獄はしばらく人に使ってなかったせいで足元までしか凍らなかったけど、この造形なら全身を縛ることはできる。むしろ力が強すぎて今すぐにも潰されそうな勢いだけどな!!
「氷神・・・・・」
俺が動けなくなったのを確認したレオンは足に冷気を帯びていく。
「氷結!!」
体を大きく一回転させながら飛んでくるレオン。
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