シリルvs.レオン
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に戦うしかない。それに、レオンが強いのは事実なんだ。たぶんリオンさんやシェリア・・・違うな、もしかしたらマスターやジュラさんよりパワーに関しては上だと思う。その相手が自信を持ってないとなんか調子狂っちゃうし、これでよかったんだと考えよう。決してこれは自分のミスを正当化しようとしてるんじゃないからな!?絶対違うからな!?
「なんか・・・シリルの顔が怖いぞ・・・」
レオンが俺の方を見て青くなっていた。そんなに怖い顔してたかな?ただ心の中でこれはミスじゃないと思い込んでいたたけなのに・・・
「でも・・・隙が多すぎ!!」
レオンは片手を体の前に持ってくる。それを見て彼が何をしようとしたのかわかった俺はできるだけ高くジャンプする。
「封印の氷地獄!!」
力一杯腕を振るい再び周辺を凍らせるレオン。だけど今回は俺がジャンプしていたこともあり、地面が凍るだけで俺を捕まえることはできなかった。
「水竜の・・・」
ジャンプした俺は重力に従い地面へと落ちていく。それならその力も使ってレオンに攻撃をしてみよう。もしかしたら押しきれるかもしれない。
「翼撃!!」
両腕にドラゴンの翼のような形の水を纏わせレオンに突っ込む。彼も避けようとはしていたが、それよりも早く俺が接近したためにまともに当たってしまい、打ち上げられていた。
「ぐはっ!!」
空中に上がったレオンはゆっくりと地面に落ちる。しかも、自分の魔法のせいで凍っていたために、地面が凸凹しており、腰に石のように浮き出ている部分が直撃していた。
「いてっ!!腰がぁ!!」
腰を押さえてバタバタと地面を転がるレオン。はっきり言おう、自業自得だ。
彼は変なダメージを受けてしまったことで反省したのか、辺りを覆っていた氷を消し去る。そのおかげで周辺は元の街中のような景色へとなっていた。かなり建物とかが壊れているけどね。
「やってくれたな、シリル」
「え?今のはレオンが悪いんじゃ・・・」
てっきりレオンは俺のせいにしようとしてるのかと思ったらなんだかニヤついていた。なんだ、冗談か。
「なぁ、シリル」
「ん?」
「前から言おうと思ってたんだけどさぁ・・・」
妙に改まった様子のレオン。なんだろう?前から何か伝えなきゃいけないことでもあったのかな?
「お前って可愛いよな」
「ハァ!?/////」
レオンのあまりにも場違いな発言に怒ってしまう。なんでいきなりそんなこと言い出すんだよこいつ!?というか・・・
「お前・・・それシェリアに言ってやれよ」
リュウゼツランドでシェリアはレオンとリオンさんのことが気になるって言ってた。彼女が2人の間で気持ちが揺らいでいるところでレオンにそんなこと言われたら一瞬
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