第八話 少女アニエス
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テイン各地に散らばって細々と暮らしていた者たちもいた。
マクシミリアンはそんな彼らに目をつけ、ミランやクーペら密偵団を使って、彼らを探し出し、口説き落とした。
(残り物には福がある・・・と、いうけど。最後まで吸収されずに残った彼らこそ『本物』にちがいない)
以前、トリステイン王国発行の貴族名鑑なる、全トリステイン貴族を記録した文章を見る機会があったが、エスターシュ時代に若くして要職に就いていた貴族が、今現在、貴族名鑑の何処にも載っていない事から見て、吸収されていない事が分かった。
(それも一人や二人ではない。オレに彼らが使いこなせるか・・・)
彼らが自分の器に入りきるかどうか、一抹の不安を残しつつ、マクシミリアンとクーペは早足でその会合場所へ向かった
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