25話 Have a break 1.8
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、まとまりない点々としている部隊の様々な連携を簡易的にしていた。しがらみがないからだった。違った意味で<点が線>になっていた。
連邦のように大所帯な組織程、連携、伝達機能がどうしても鈍る。少数ながらもフレキシブルに動くエゥーゴは着々と結果を出していた。
「バウアー氏に会うのか。宜しく言っておいて欲しい」
「伝えておくよ。シャアはやはりゼナ派への接触か?」
「そうだ。ガルマに言われたよ。ジオンを本来の形へ戻すべきだと。ギレン等の澱んだ考えのままではスペースノイドは死滅すると。今のコロニー事情では余りにも資源が乏しい」
シャアは残りのコーヒーを飲み干した。
「ジオン・ダイクンの思想は私が継がねばな」
「スペースノイドの自立か。既にニュータイプの存在が知られ始めている。今の政府から人類は巣立つ時が来たのかもな」
「ああ。私の素性が何分厄介であり、求心力がある。先に使者を向かわせてある」
「ランバ・ラルか。敵の時は厄介だったが・・・」
「フッ。誰もがそうだし、お互い様さ。さて、そろそろ来るはずだが・・・」
シャアが腕時計を見てラウンジの遠くを見ると、2人の人影を見てシャアは手を振っていた。
「こちらだ!」
アムロが振り向くと遠くからカイとその隣にミハルが居て、こちらに歩き近づいていた。
アムロはシャアに尋ねた。
「カイか・・・」
「我々の細い線を繋ぐ外相だ。パイプの数が半端ない。やろうと思えば、ギレンだろうがコリニーだろうが、両者の会談を設けることができるだろうよ」
シャアがカイをそう褒め称えると、アムロは困り果てながらもぼやいた。
「全く・・・。この時代はオレの予想を上回っていく。この状況もオレも読めたものではない」
「だが悪くない。私の生きる道を、成す事を疑問に思わず、葛藤もなく歩くことが出来ているからな」
シャアはそうアムロに述べた。カイとミハルが4人の座る席へやって来た。
「よう。お二組さん」
カイがにやけながらアムロら4人に声を掛けた。それにアムロが返した。
「お前だって同じだろ、カイ」
それを聞いたミハルがクスクス笑っていた。ミハルはカイのアシスタント、秘書としてどこでも同行していた。ミハルの弟たちはガルマ、ハヤトらの援助により、適切な療養や教育を受けることができ、普通の学生生活をニューヤークで送っていた。
「まあ、そうだろうな。北アメリカ、アジア共にイセリナさんとセイラさんの活動でほぼエゥーゴとカラバの管轄下になったよ」
カイから報告を聞いたシャアはカイを見て、笑みを浮かべた。
「益々、私らが活躍しなければな」
「そうだシャア。貴方が活躍しないとならない。最早、ガルマと共にスペースノイドと地
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