25話 Have a break 1.8
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はサイコ・フレームが原因だ。全ての人の想いが、前の自分の時にシャアと好敵手であって、その宿命の決着時に様々な人の想いによって、今ここに居る」
ベルトーチカとナナイは凄く複雑な顔をした。シャアがアムロに代わり、再び話し始めた。
「並行世界がある。人は選択して、時代、人生が分岐する。それは分かるかな?」
シャアが2人に話すと2人共頷いた。
「ここ居るアムロは、ある選択により分岐した世界で派生されたアムロ。その世界にも私が居た。しかし私ではない」
ベルトーチカとナナイはゆっくり話すシャアに耳を傾けた。
「そのアムロはそのシャアとライバルであり、決着時にサイコ・フレームによって、現在のアムロへ乗り移ったそうだ」
ベルトーチカはシャアの話を聞き、アムロに尋ねた。
「じゃあアムロ!貴方は2人いる訳?」
「そうだな。今は前のアムロ。心の中にこの時代のアムロが居る」
ナナイが再び前の疑問を投げかけた。
「すると、大佐も2人なんですか?いや・・・それだと分身は大佐で、敵は大佐になってしまう・・・」
シャアはナナイの疑問と解いてあげた。
「ああ。私は私だ。もう一人の私は違う器に入ったらしいが、まだ実態を掴めていない」
アムロはついでララァについても説明をした。
「前のアムロと前のシャアが実は前のララァを生み出していたんだ。今のララァは前のララァだ。正確には作られたララァだからララァではない」
「ララァさんが・・・そんな・・・」
ナナイはアムロの発言にショックを覚えていた。アムロは話し続けた。
「オレは決着が付き次第、消えるそうだ。そして本当のアムロが残る。心の奥底で見ているように最近思えてきてな。オレが消えても、もう一人のオレが同等の経験を伴って生き続けるだろう」
ベルトーチカが悲しそうな顔をして、アムロに話し掛けた。
「・・・貴方はそれでいいの?アムロ」
「ああ」
「私は今のアムロが良いの。それが消えるなんて・・・」
アムロは落ち込んでいるベルトーチカの頭を撫でていた。
「元々、オレは死人なんだ。往くべきところ、戻るべきところに戻るだけさ。アムロはここに居る」
「そう・・・」
シャアは少し微笑み、アムロに今後の事について話した。
「私は宇宙へ上がることになるだろう」
「そうか。オレはバウアーさんに会ってから宇宙に戻る。ロンド・ベルのスポンサーだからな」
エゥーゴは結成当初から様々なスポンサーが参入して、点々とした独自の勢力基盤を為していた。
バウアーもその1人。連邦は1枚岩だが、エゥーゴはバラバラ。本来ならばまとまらない。実際まとまっていない。
しかし、矛先が全て連邦という理由が
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