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ボカロ☆ロマンス
第6話 なんであいつと仲良いの?
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間をかけるだろうか…
と言うわけで俺には特に反対する理由もないので、

大輝・剛太郎「構わないぞ〜」

…剛太郎と息があったな。

ミク「あ…マスター?」
ミク「いいんですか?」
大輝「いいんですか?って別に…」
大輝「まぁ偶には女子同士、心置きなくショッピングを
楽しんで来たらどうだ?」
ミク「…」
ミク「はい??ありがとうございます??」
ミク「やったぁ??やっとマスターから離れられるぅ??」
大輝「おい。」
琴葉「あ、でも午後からは全員で行動しましょ。」
ミク「えー」
大輝「じゃあ一時に3階のフードコートに集合な。」
剛太郎「僕たちで席は取っておくよ。」
琴葉「ありがとう!行こっミク??」
ミク「は…はい??」






ー男子チームー

俺と剛太郎はゲーセンでしばらく時間を潰した後、早くからフードコートの四人席に陣取った。
その後、俺たちはフロアの端にあるス??バのコーナーに向かい飲み物を調達してきた。

大輝「ここのコーヒー美味いよな。」
剛太郎「割と有名どころだからね。」

ちなみに俺はブラックコーヒー、剛太郎はカプチーノ。

剛太郎「ちょっといい?」

剛太郎が何か言いづらそうに話題を切り出してきた。元々剛太郎はおしゃべりではないのでかなり珍しいことだった。その為、俺はかなり動揺してしまった。

大輝「お、おう。なんだ?」
剛太郎「そんな動揺しなくても…フフッ」

普段喋らないお前が悪い。
だが、その言葉は飲み込まれた。剛太郎の目は真剣そのままだったからだ。ジョークなんて言ってる場合じゃない。剛太郎の目を見た瞬間、俺は何か二人だけの空間に引き込まれた気がした。実際、周りには結構人がいたんだけど。

剛太郎「まぁ少し聞きたいことがね。」
剛太郎「大輝ならわかるとは思うけど…」
大輝「ミクについてか。」
剛太郎「流石に鋭いね。」
剛太郎「じゃあ単刀直入に言うよ。なんで、あんなにミク
と仲がいいの?」
剛太郎「出会ってたったの1週間しかたってないのに。」

剛太郎は微笑んでいた。ただ、目だけは真剣そのものだった。まぁ聞かれるだろうとは思っていし、別に驚きはしない。俺のことをよく知る者なら恐らく誰もが抱くであろう疑問。
現状を話そう。俺には今、剛太郎と琴葉しか友達がいない。理由はよくわからないけど多分、
《大切な物を失う辛さを幼少期に沢山経験した》
から自然と人と距離をとってしまうのだと思う。
だってそうだろう?大切な物なんて作るから失うんだよ。最初からなければ何も感じない。
だから…尚更不思議だった。自分でも《何故、この俺がこうも簡単に大切な物を作ってしまったのか》わからない。ただ
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