第6話 なんであいつと仲良いの?
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
大輝「…ク」
ん…マスターの声?まるで誰かを読んでるような声が…
大輝「ミク??起きろ。そろそろデパートに着くぞ。」
ミク「ん…」
あら、もう着いてしまうのですか…なんか残念です。もう少しゆっくり寝ていたかったのに…
そう言って私は布団?と思わしき場所からゆっくり離れる。気持ちよかったからもうちょっと…アレ?
ミク「マスター?ここ何処ですか?」
大輝「俺の膝の上だけど…」
ミク「…??」
自分でもわかるほど顔が赤くなっていく…段々思い出してきたぞ…確かマスターのお友達の自己紹介を聞いて、皆さんが凄すぎて、それでなんか居づらくなって…
現実逃避的な意味でマスターのお膝の上でそのまま爆睡…恥ずかしい??
ミク「はわわわわ??マスター??申し訳ありません
でした??」
大輝「うるせぇよ。耳にくる…」
大輝「あと、そろそろバスを降りるから準備しろよ。」
ミク「あ…はい…」
剛太郎「微笑ましいね…」
大輝「うるせぇよ。」
それから私はバタバタと身の回りの品の整理をはじめる。と言っても大した品はないけれど。マスターはそんな私を「やれやれ…」みたいな表情で見ている。…いや、笑い始めた。つられて剛太郎さんと琴葉さんも笑い始めた。なんか酷くないですか?こんなバタバタしてても私なりに頑張ってるのに…
大輝「ミク…ククッ。」
ミク「…なんですかマスター。」
そこまであからさまに笑いますか。ならば??
私の必殺のポーズ??ほっぺたを膨らませて「ぷぅー」ってやるポーズ。これでマスターもイチコロ…
大輝「服によだれの跡がついてんぞ。」
ミク「…へ?」
マスターに指摘されて、私はマスターの指差す先を見る。あちゃーこりゃまたハッキリと…
そんなこと言われるとまたまた顔が赤くなっちゃって…
ミク「マスターのバァカァァァ??」
ミク「…これがデパートですか…凄い人ですね…」
大輝「そりゃあ年末だものな…」
騒ぐミクを宥めつつ、俺たちはなんとかデパートに辿り着いた。…正直もう疲れたんだけど。ミクが朝からえらいハイテンションだったし、剛太郎も琴葉もなんかテキトーなこと言ってミクのテンションを上げまくっちゃったし。
…それにしても確かに凄い人だな。やっぱり年末に来たのは間違いだったかな…
琴葉「あのさ…」
琴葉「一つ…提案があるんだけど?」
大輝「提案?」
琴葉「今からさ男子は男子、女子は女子で行動しない?」
琴葉「男子からすれば女子のショッピングなんてどうせ
つまらないでしょ?」
なんだ。よくわかってるじゃないか。剛太郎は知らんが俺はショッピングというものがどうも苦手だ。何故服1着を選ぶのにあんなに時
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ