回想 地獄の日々始まる
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「お母さん、お父さん僕を捨てないでよ。」
「もう俺たちはお前のりょうしんじゃねえ、何処へでも消えろ、この化け物」
「何で僕の事化け物て言うの?どうしてお父さん」
「もうお前は、人殺しなんだよ。お前奇妙な力使って何人町の人間を殺したと思ってやがる、500人だぞ、500」
「僕そんなの知らないよ。お願いだから誰か助けてーーーー」
直哉が叫ぶが、誰も直哉を助けなかった。
「う、う、お父さん、お母さん」
直哉は、泣きながら夜の山道を歩いていた。
直哉は実の両親によって山に捨てられたのだった。
現在
船内・・・
「酷い酷すぎるよ、山に捨てるなんて」
「それから僕は転々と山道を歩いていたら、一組の老夫婦と出会い僕は、一晩だけ老夫婦と過ごす事にしたんだ」
「「それで、それで?」」
さくらと千明は直哉に先を話す事を言う。
「これは僕も後で、知ったんだけど、その老夫婦は、人身売買で生計を立ててたらしいだ」
「あと少し、遅ければ僕も外国に売られてたんだって、助けてくれた刑事さんが言ってた」
「「なッなんて事なの、良かったね直哉君」」
「ううん助けてくれた刑事さんも、実は僕を、狙ってた一人だったんだ」
「「え」」
直哉の言葉を聞き、驚くさくらと千明だった。
「その警察のおじさんは、僕に霊力があることを、最初から知っていて、僕の力を使って、千明お姉ちゃんの時代の言葉で言えば、競馬やパチンコで、ずるして儲けてたんだ」
「そんな生活を半年くらい続いて、その男が捕まって、それからと言うもの、僕の力を使い、儲けたいという一身で僕を引き取りたいという人が増えて僕は、たらい回しにされ、僕は次第に人を信じる事が、いかに愚かと言う事を知ったんだ」
「「直哉君・・・」」
「確かに俺様も、いろんな時代で、いろんな人間を見てきたが、ここまで貪欲な人間を聞いたのは始めてだぜ」
「そして、次第に皆の要求が、次第にエスカレートしていきついに僕は、耐えられずそこから逃げ出したの、当然にげたのがばれて、捕まりそうなった時、助けてくれたのが、一馬義父さんだったんだ」
「そうだったんだ」
「あ、そのころ私も知ってる、そのころお父様が出かけたら中々帰ってこないし、わたしよりそのこの方が、大事と勘違いしたぐらいだし」
「お姉ちゃんごめんね僕のせいで」
「ううんいいよ、直哉君。直哉君が私のお父様と出会うまでの事を聞いたら、お父様が急いでた理由がわかったしね」
「それでどうなったの?直哉君」
「一馬義父さんに助けられて僕は、すんなり真宮寺家に行くこと拒んだの」
その時の僕は、人間不信だったから」
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