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忘れ去られし古伝
序説
1つ
初見

[2]次話

お主は、誰じゃ。

召喚士?
人間か。

面白い。では主の実力を見てやろう。
誰でもよい。

主の為に現れし、神々、英雄、伝説に残る様々な豪の者達。

召喚してみるがよい。


・・・


なんじゃ。その丸い者は。
あ、愛くるしい姿をしておるが…

まあ、よい。
実力も何もない、駆け出し者のようじゃのう。

そんな人間が私のところに来るとは、一風変わっておるようじゃ。
姿形も、奴のように醜いしの。

少しの憤りを感じる。面白い。人間は相変わらず短気なのじゃの。

質問?
よかろう。3つ答えてやろう。

私は、神徒ではない。

私は、魔神でもない。

見ればわかるであろうが、私は人間でもない。


私は、悠久の時を経て、彼らの思いを知らせる為におる。

私は、知らぬと言う事を許さぬ。

お主もその為に来たのであろう。

私は、お前の為に話そう。
人生をかけての。

ふふ…
お前は面白い人間じゃ。

かける人生は、お前の寿命。
私の寿命でもよいが…

人間では、先に尽きてしまうぞ…

ふふ…
[2]次話


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