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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
八話〜ホテル・アグスタ
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騎士カリムの弟か。それにしては似ていないようだが………」
「義弟なんですよ」
「ああ……それはすまない事を聞いた」
「いえ、お気になさらず」
「で、ロッサのお仕事って?」
「考古学者のユーノ・スクライア先生の護衛さ」
「ユーノ君の?今日一緒なんか?」
「今は舞台挨拶をしていると思うよ」
「そうか、ユーノ君が………」
「その、ユーノ博士というのは?」
「ああ、士郎は知らないんやったな。私となのはちゃんとフェイトちゃんの幼馴染で管理局の資料庫『無限書庫』の司書長や」
「ずいぶんとすごい方なのだな」
「そんなことないって。それにしても久しぶりやし、少しお話せえへん?」
「構わないが……彼はいいのかい?」
「私は下の手伝いに行く。積もる話もあるだろう。二人だけで行くといい」
「ほなそうしよか、ロッサ」
意外な人たちと再会できたな〜
side なのは
「えーっと、報告は以上かな。現場検証は調査班がやってくれるけど、みんなも協力してあげてね。しばらく待機して、何もないようだったら、撤退だから」
「「「はい!」」」
「で、ティアナは…………」
誰が見ても落ち込んでいる。私は現場にいなかったから見てはないけど、ランス君に叱られた、というのは聞いている。フォローが必要だね。
「ちょっと、私とお散歩しようか」
「はい………」
……………………………………………………
「失敗しちゃったみたいだね」
「すみません…………一発、それちゃって」
「私は現場にいなかったし、ランス君に叱られてもう十分反省してると思うから、改めて叱ったりはしない。でもね、ティアナは時々、一生懸命すぎて周りが見えなくなっちゃうから、それで今回みたいなことになっちゃうんだよ」
「はい……」
「だけど、集団戦での私やティアナのポジションはね、前後左右、全部が味方なんだよ。その意味と今回のミスの理由、ちゃんと考えて、同じミスをもうしないって約束できる?」
しばらく考え込んだ後、
「はい」
約束してくれた。
「なら私からはそれだけ。約束したからね」
「……はい」
まだ悩んではいるみたいだけど、ひとまずは大丈夫かな。
side スバル
調査班の人と話をしていると、ティアが戻ってきた。
「ティア!」
「………スバル。いろいろ、ごめん」
「ううん、全然。ティア、なのはさんに、怒られた?」
「少しね」
「そう………あのさ、ティア。向こうで少し休んでなよ。検証の手伝いは手伝いはあたしがやるからさ」
「大ミスしておいてサボりまで出来ないわよ。一緒にやろ」
「……うん
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