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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
八話〜ホテル・アグスタ
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スシフトAで行くわよ!」
「おう!」
私は今まで、どんな時でも自分の力と勇気を証明してきた。今回だって同じ。いくらすごい隊長のいる部隊でだって、どんな強い人のいる部隊でだって、関係ない!
私の弾丸は敵を撃ち抜く!
「ティアナ!?4発ロードなんて無茶よ!そんなことしたらティアナもクロスミラージュも……」
「大丈夫です。撃てます!」
[Yes.]
これで終わらせる!!
「クロスファイヤー………………シュート!!!」
ガジェットたちを破壊していく私の弾丸。しかし、1つだけずれてしまった。
その軌道上にはスバルが………
直撃コース……
しかし、弾丸は突如現れた影により阻まれた。
「何をやってる、ティアナ」
「ラ、ランスさん……これは」
「お前は黙ってろ、今はあいつと話している」
「あ、………」
「戦場に指揮官の話が聞けねえやつは要らねえ、さっさとさがれ」
その声は今までのような飄々としたものではなく、氷のような冷たさだった。
「ランスさん!」
「お前も同じだ。もうなにもするな」
私達は群青色のバインドをかけられ、強制的に転送された。
そのときに少しだけ見えたランスさんの顔は、無表情。
その顔を見たとき、私は自分の失態を悔やんだ。
side ランス
……間に合ったか。
シャマルの指示に従い、防衛ラインに戻ると、標的を外した弾丸がスバルの嬢ちゃんに当たるところだった。
すぐさま自身の槍を投擲し、駆ける。
爆発が起きたところでバリアを張り、爆発を防いだ。
焦ってやがるな。
あの二人、特にティアナだが、戦場での独断は相当な実力がなければ危険極まりない。
それがわかってねえ。
だから、今回はきつめに言っておいてやる。
俺も甘くなったもんだな。
他人にものを教えるなんて、柄じゃねえのによ。
side ヴィータ
「こっちは終わったぜ」
「こちらも全機撃ち落とした」
そこで気がついたが、スターズ二人の姿がねえ。
「ティアナとスバルは?」
「裏手の警備に行ってます」
シャマルから連絡はあったが、ティアナのやつ、焦りすぎだ。
(シャマルから聞いたんだけどよ、あの二人を転送したのはお前か?)
(ああ、そうだ)
こいつのことだ、あんまり強くは言ってねえだろうし、なのはもそういうのは苦手だ。
ここはあたしがガツンと言っとかねえとな!
裏手に来てみて、唖然とした。
「あ、ヴィータ副隊長………」
「………………」
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